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【五輪】2024年のパリではコンピューターゲームで競う「eスポーツ」が正式種目化か 委員会が種目追加の可能性を言及

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1:名無しさん@恐縮です 2017/08/14(月) 21:08:39.39 ID:CAP_USER9.net

2024年にパリで開催されることが確実視されている夏季オリンピックにおいて、コンピューターゲームで争うスポーツ「eスポーツ」が追加種目として選ばれる可能性が浮上しています。
パリ五輪招致委員会の共同議長であるTony Estanguet氏はAP通信の取材に対し、eスポーツの追加を検討することについて「最初から『No』とは言いたくありません。
IOC(国際オリンピック委員会)やeスポーツの関係者と協力してどのようなプロセスになるか、なぜeスポーツがあのような成功を収めているのかを理解することは非常に興味深いものです」と、コンピューターゲームを新たな「スポーツ」として取り入れる可能性について言及しています。
eスポーツは1980年から2000年に生まれた「ミレニアル世代」を中心に人気を集めていると言われており、アメリカではアメフトやバスケのプロスポーツ業界を脅かす存在になっているといわれるほどの存在感を示すまでに至っています。
eスポーツでは、必ずしもプレーヤーが肉体を鍛え上げて運動能力の限界に挑むというわけではありませんが、一つの競技に対して多くの人が一喜一憂して勝負の行方を固唾をもって見守る、という点に「プロスポーツ」としての魅力が備わっているといえます。
Estanguet氏はeスポーツを競技種目に追加することについて「我々は検討する必要があります。
なぜなら『eスポーツは我々に関係ない、オリンピックに関連することではない』とは言えないのです。
若者はeスポーツやそれに関連するものに夢中です。そこに目を向けようではありませんか。
話を聞き、何か橋渡しになるようなものを見つけようと思います」と、前向きに可能性を残す方針を示しています。
eスポーツは大規模なスポーツ大会でも存在感を示し始めており、2016年に開催されたリオ五輪では同時期に「Rio De Janeiro E Games」が開催されています。
また、2018年にインドネシアのジャカルタとパレンバンで開催されるアジア競技大会ではeスポーツのデモンストレーションが行われ、続く2022年に開催される同大会では正式なメダル種目として選定されるに至っています。
パリオリンピック・パラリンピックは2024年8月に開催されることがほぼ確実視されており、2017年9月に開催されるIOC総会で正式決定される見込みとなっています。
今回の選定プロセスでは、2024年大会の開催地をめぐってバトルを繰り広げていたアメリカ・ロサンゼルスが交渉の末、パリに2024年大会の開催を譲ることで続く2028年大会の誘致を獲得することになっており、2大会の開催地が同時に決定するという異例の展開を見せています。
その背景には、高騰する開催費用の負担をめぐり、立候補を表明していた都市が地元の反対を受けて次々に撤退に追い込まれ、最終的にはパリとロサンゼルスだけが候補都市に残ったという経緯があります。
これは、当初の予定よりも開催費用が大幅に高騰している2020年の東京オリンピック・パラリンピックでも顕著にみられる現象。
1984年のロス五輪から始まったといわれているオリンピックの商業化・巨大化ですが、21世紀のオリンピックは「スポーツ」の概念を再定義するものになりそう。
パリ五輪でeスポーツが正式種目として認められるかどうかは、2020年の東京五輪開催後に決定される予定となっています。
http://gigazine.net/news/20170812-paris-olympic-esports/