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「応募書類は魂を込めて書け!」 採用担当者が落としたいダメな履歴書の共通点

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1:海江田三郎 ★ 2015/06/29(月) 18:01:46.40 ID:???.net

http://diamond.jp/articles/-/73996
少し前にある情報番組が放映した就活生の履歴書特集で、企業の担当者が細かいポイントにまでダメ出しする様子が放映され、批判を受けました。
最近はこの騒動に限らず「エントリーシートを書かせるくせに読まないのはおかしい」「応募書類の書き方でジャッジするのは間違っている」 といった意見をよく見かけます。たしかにそうした意見には一理ありますが、実際に、 書類に何らかの問題がある人と面接してみると、「一事が万事だな……」という「アウト感」を受けることが多いのも事実です。
問題がある書類とは、極端な例を挙げると封筒を開けたらタバコ臭い、というものがあります。
最近は手書きの履歴書が減ったのであまり見かけなくなりましたが、以前は修正液をドバっと使ってギトギトにした汚らしい履歴書を送ってくる人もよくいました。
開封した途端に相手の気分が悪くなる書類を送るという時点で、その人の仕事のセンスが疑われます。
また、プリントアウトした書類の増加でよく見るようになったのが、内容が途切れて印字されていない部分がある履歴書です。
Excel等のフォーマットを使って履歴書を作成して、パソコン画面の表示と実際の印刷範囲にズレがあるために生じる現象です。
履歴書に印刷されていない部分があるから、という理由だけで落としたりはしませんが、私はかなり低い評価をします。
重要な書類を送るとき、きちんと印刷できているか、誤字脱字がないか確認するというビジネスパーソンの基本動作を怠っているからです。
普段からパソコンを仕事で使っていれば、画面と実際の印刷結果にはズレが出る場合があることは経験的にわかっているでしょう。
印刷ミスのある履歴書を送ってくる人はミスを防ぐプロセスをすっ飛ばしているわけで、その仕事ぶりは他でも同様である可能性が高いと考えます。
書類のミスとして多いのは、やはり誤字脱字です。嘘みたいな話ですが、なかでも多いのは「応募」と「募集」を取り違えている人。
「自身」と「自信」もよくあります。基本的に私は、こうした誤字脱字を大目に見ますが、人事部門で働いているのに
「異動」を「移動」と間違えるような人は警戒します。やはり自分の専門分野に関する誤字脱字は印象が悪くなります。
書類の不備とまではいいませんが、たまに連絡先のメールアドレスを書いていない人もいます。教えたくない事情があるのかもしれませんが、
メール連絡が主流の現代においてこれは採用担当者泣かせであり、「手間のかかる人だなぁ」というマイナスな感情を持たせてしまいます。
自分から断られる要因をつくるのは、ばかげています。いまはメールアドレスなどフリーメールで簡単に作れますから、 転職活動用の個人アドレスをつくってきちんと記入すべきでしょう。
ちょっと配慮したほうがよいと感じるのは、西暦と和暦の統一です。履歴書は和暦で書いているのに職務経歴書はなぜか西暦という人がいます。
しかし統一したほうがはるかに書類は見やすいし、面接で西暦と和暦がごちゃごちゃになって話が混乱するようなことも避けられます。
ここでお伝えしたようなことは人事の手の内をさらすようであまり言いたくはないのですが、書類の書き方や
提出の仕方にはビジネスパーソンとして最低限の基本ができているかどうかが表れます。
したがって、採用担当者がそこをチェックするのは当然です。
「応募書類の中身で判断しろ」という人もいますが、新卒採用はまだしも、中途採用で応募書類すらきちんと書けない人に、 仕事ができる人はまずいません。普段きちんと書類を書いている人が、ちょっと油断してミスすることもあるでしょうが、 そんなミスでせっかくのチャンスを逃してしまうのは実にもったいないと思います。
企業の採用担当者にレベルの低い人がいて、どうでもよい理由で有望な候補者を落としているケースがあるのも確かです。
人事部門の人はもっと勉強してレベルを上げていかなければいけない。しかし、だからといって応募者が書類をきちんと書かなくてよいという話にはなりません。
履歴書や職務経歴書は公式な書類ですからていねいに、魂を込めて書くべきです。「たくさん書くのが大変だ」というなら、 たくさん受けずに絞り込めばいい。「どうせ読まれないだろう」と思うような会社なら、はじめから受けなければいい 実際には最初の段階では読まれなかったとしても、選考プロセスが進んでいけばどこかの段階で必ず読まれますから、 やはりていねいに、魂を込めて書くべきなのです