1 :2024/05/26(日) 22:33:32.51 ID:9/uS4xr89.net
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少子化対策の強化が叫ばれているのに、なぜ旧態依然とした「結婚」はこんなに変わらないのか。選択的夫婦別姓制度は導入されておらず、約500年後には日本人全員の名字が「佐藤」になるという調査結果も。AERA 2024年5月27日号より。
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「正直なところ、結婚する意義が理解できないんですよね」
東京都の会社員の女性(28)はつきあって5年になる男性がいるが、いまのところ結婚するつもりはまったくないと話す。
「結婚って何のためにするんですかね? 結婚に断固反対ではないですが、メリットを感じません。彼氏と会いたいときに会う生活に満足しています」
「結婚」に否定的なイメージや反発があるわけでもない。母親は元バリバリのキャリアウーマン。「男は仕事、女は家事」という家庭で育ったわけでもない。しかし、たとえ対等な夫婦関係であっても法律に縛られる意味がわからない。周囲の既婚女性たちを見ていても、結婚がそこまでいいものには思えない。
「何年かつき合ったら何となく結婚して、そしてときどき夫の不満を言う。そんな生き方しかないんだろうかと。そこは思考停止するのではなく、自分の人生を生きたいです」
東京都の会社員の独身男性(49)はこう話す。
「独身でいることのメリットは自由。リスクは孤独。自由と孤独は背中合わせではなく、隣り合わせだと思います」
既婚者など周囲から「なぜ結婚しないのか」と言われることもあるが「本当に大きなお世話。自分の生活のリズムを他人に理解してもらおうと思うのがバカバカしいので、説明しようとも思わない」と言う。
「そんなの『なんとなく』としか答えようがない。友だちや他人の結婚を羨ましいと思えたことがないのに、日本では結婚していないとどこか社会不適合者のように言われる。ただ社会的な結婚観の変化で『なぜ』とは以前ほど聞かれなくなりました」
これまで結婚のチャンスがなかったわけでもなく、あえて「独身を選んだ」つもりはない。ただ就職氷河期を経験したことで「結婚なんて、とても」という思い込みが尾を引いているかもしれない、と思う。そんな男性がいま気になるのが、子どもを持つ親を揶揄する「子持ち様」という言葉だ。「正直、納得してしまうところも」と話す。
「『どうして私があなたの子どものために』という気持ちになってしまうのは、学費無償化や子育て支援などのニュースを見た独身者や子どものいない既婚者に多いのではないでしょうか。そこが不公平感につながってしまうなら、結婚や出産の機会がさらに遠のいてしまうようにも思えます」
■50歳時未婚率の増加
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