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東京の保育園、子どもの遺伝子検査を推奨・仲介 保護者3割が応じる

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1 :2024/04/15(月) 07:30:26.19 ID:n2tIAmMs9.net

 東京都内の会社が運営する二つの私立保育園が、「将来の傾向が分かる」として子どもに遺伝子検査を受けさせるよう呼び掛け、保護者の3割が応じていたことが判明した。国内の検査会社でつくる団体は、本人が同意できる年齢になるまで待つべきだとして、検査を成人に限るよう自主基準で定めている。この園が検査を仲介した企業は香港にあり、団体には加盟していない。

 急激な人口減少を背景に担い手、支えて不足、人材離れが進み、公共セクターを中心に社会の仕組みが行き詰まりの危機に直面する日本。デジタル化、激甚化、温暖化の進展といった新たな社会変化が進む中、それでも変われないニッポンのなぜに迫ります。19日まで連日午前6時にアップ予定です。

 「子供の未来を知るチャンス! 子供のDNA検査キット」

 2023年9月、ある園児の母親がスマートフォンを開くと、保育園からそんなタイトルのメッセージが届いていた。

知能や性格、身体の特徴まで
 「まるで広告みたい」。母親が違和感を抱きながら読み進めると、遺伝子検査を推奨する言葉が並んでいた。

 「大切な我が子の成長をサポートする一歩として、子供の個性や可能性を探求してみませんか?」

 「子供のDNAには、その個性や身体的な特徴、将来の傾向が含まれています。これを知ることで、教育方針や健康管理に役立つ情報を得ることができます」

 保育園が紹介する検査項目は多岐にわたっていた。

 「子供の適性や才能の可能性」

 「健康に関する遺伝的な特性」

 「学習の傾向や興味の方向性」

 さらには性格、身体的特徴、音楽やダンスの才能にいたるまで85ページほどのリポートが作成されると書かれていた。

 母親は絶句した。「こんな検査を保育園が勧めるなんて。それに親と保育園の判断で、子どもの遺伝子を勝手に調べるのはいかがなものだろうか」

 その後も、保育園から勧…(以下有料版で、
残り1775文字)

毎日新聞 2024/4/15 06:00
https://mainichi.jp/articles/20240414/k00/00m/040/086000c