1 :2024/03/17(日) 10:42:26.02 ID:jZQYsezz9.net
社会学者の古市憲寿氏が16日に自身のX(旧ツイッター)を更新し、日本の少子高齢化について投稿した。
「本当は日本では、2000年代から第3次ベビーブームが起こる可能性がありました。団塊ジュニアが結婚や出産の適齢期だったからです。実際は待機児童が話題になったように、社会制度などの不備によって、そのチャンスを逃してしまいました」と指摘。
そのうえで政策についても言及「1990年代から少子化は話題になっていました。ただ政策当事者の証言によると、どうせベビーブームが起こるからと本腰を入れてこなかったようなのです。ただ国家とは珍妙なことを考えるもので、1993年に厚生省は出生率の低さを受けて『ウェルカムベビーキャンペーン実行委員会』なるものを結成、歌の力で少子化に立ち向かおうとしました。人気アーティストが集まり、そこそこCDは売れ、子ども向けアウトドア施設などが作られたのですが、あまりにもピントがずれていますよね」と批判した。
最後に「もしもあの時、男女が共に働きながら育児をしやすい環境と雰囲気を整えていたら、この国の少子高齢化はもっと緩やかに進んでいたと思います。最大のチャンスを逃してしまったんですよね」と結んだ。