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北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は15日、複数のNATO加盟国が協力してウクライナにドローン(無人機)を100万機提供すると発表した。ベルギー・ブリュッセルで開かれた国防相会合後の記者会見で述べた。提供は英国とラトビアが主導し、ラトビア国防省によると、ウクライナを含めドイツやオランダなど7カ国が合意書を交わし、参加するという。
英国のシャップス国防相はX(旧ツイッター)に「陸上でも海上でも、ドローンがウクライナで与えるインパクトを目の当たりにしてきた」とし、「だからこそ英国は、さらに戦場に投入するために国際的な連立を主導する」と投稿した。
英国防省によると、提供するのは、ドローンが撮影した映像を見ながら操縦するタイプのもので、「敵の陣地、装甲車両、爆発物を搭載した船舶を標的にすることができる」としている。英国は24年、ドローンの製造に2億ポンド(約380億円)を、ラトビアも少なくとも1千万ユーロ(約16億円)投資するという。
ウクライナのゼレンスキー大統領は6日、無人機を専門とする「無人システム部隊」を創設すると発表している。(ブリュッセル=牛尾梓)
朝日新聞 2024年2月16日 5時50分
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