1 :2021/07/03(土) 22:42:02.79 ID:CAP_USER9.net
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6月28日発売の『週刊少年ジャンプ』30号において、川口勇貴による漫画『レッドフード』の連載がスタート。少年漫画の新時代を切り開くような王道作品として、はやくも大きな注目を浴びているようだ。
『レッドフード』は、おとぎ話の怪物たちと戦う狩人の物語。第1話『赤い狩人』は、人を食うという?人狼?が紛れ込んだ「カソカ村」が主な舞台となる。そこで村人を守るために人狼を倒そうとする少年・ベローと、村に派遣された凄腕の狩人・グリムによる活躍が描かれた。
同作は元々「ジャンプ」に読み切りとして掲載された作品であり、第14回『金未来杯』の優勝作品でもある。『金未来杯』は不定期で開催される、新人漫画家を発掘するための企画。読者アンケートにより優勝者が決定される仕組みで、これまで『ぬらりひょんの孫』や『べるぜバブ』などのヒット作が同企画から生まれている。
連載化されるにあたって、読み切り版から世界観や設定が一部変更されているが、少年を主人公とした王道展開は変わっていない。同作に魅了された読者の間では、《久々にドンピシャな漫画きた…。グリム速攻推し確です!》《レッドフード絵柄かわいいし、お話も読みやすい題材だから今後に期待!》《レッドフード良いな。久々に1話で面白そうと思ったわ》《読み切りの時めちゃくちゃ好きだったから今後楽しみ〜!!! ファンタジー好きすぎる》《人狼のデザイン、おとぎ話引用のセリフ回し、見開き絵のインパクト。どれもすごく好き。これから楽しみ》といった好評の声が相次いでいる。
「レッドフード」は新時代の先駆けとなるか?
作者の川口は、一時期『僕のヒーローアカデミア』を手掛ける堀越耕平の元アシスタントだった人物。キャラクターの描き方や、全体的な絵柄にも影響を感じられる。また画風だけでなく、迫力あるバトル描写や王道のストーリー展開なども「ヒロアカ」の遺伝子を受け継ぐものだと言えるだろう。
最近の「ジャンプ」では、藤本タツキの『チェンソーマン』や芥見下々の『呪術廻戦』といった作品が次々とブレーク。いずれもダークな世界観かつ意表をつくストーリー展開で、いわゆる邪道系の少年漫画となっていた。それに対して『ONE PIECE』や「ヒロアカ」は、少年漫画の王道を突き進む作品。もし「レッドフード」の人気に火が付けば、ふたたび「ジャンプ」に王道の時代がやってくるかもしれない。
果たして「レッドフード」は時代を変える傑作となるのか、それとも流行りに逆行した作品と言われてしまうのか。未知数の才能に期待したい。