1 :2021/02/12(金) 16:33:11.93 ID:CAP_USER9.net
日本最大のお笑い事務所・吉本興業もまた、コロナ禍にあって大きく揺れている。昨年末をもって『オリエンタルラジオ』中田敦彦(38)と藤森慎吾(37)が、1月30日には『キングコング』西野亮廣(あきひろ)(40)が退所。
『ハリセンボン』近藤春菜(37)も専属マネジメント契約終了が明らかになるなど、人気芸人の独立が相次いでいるのだ。
2月上旬、本誌は『ダウンタウン』元マネージャーにして現会長である大?洋氏(67)に直撃。
?吉本のドン?が60分にわたり彼らへの思いを語った。
――西野さんの退所のいきさつについて伺いにきました。
「退所発表の直前かな。西野君から『辞めることになりました』ってメールが来た。サロン以外の舞台や漫才やテレビやなんかは(今後も吉本に)お世話になりたいんですって、長文でワーって。何回かやり取りをして、最後に『とりあえず飲みに連れてってください』って来たんで、『ちょっと間を置いて落ち着いたら行こうか』と僕が返して終わったわ」
――退所後も舞台やテレビについては吉本と一緒にやりたい、と?
「そうそう。内心は『そうはいけへんちゃうか』と思ったけど、『また話しよう』って送った。聞いた話だと、西野君は(吉本について)言いたい放題やったから。マネージャー個人のこともあるし、吉本という会社に対しても、役立たずみたいな考え方やから」
――映画業務を巡って、西野さんはマネージャーの実名を挙げてSNSで批判していました。
「社員の士気や熱意は急速に萎(しぼ)んでいったと思う。僕が一番心配しているのは社員の心のケア。現場マネージャーが西野君を辞めさせてしまったことに責任を感じているかもわからない。だから近々に、西野君のチーフマネージャーらから僕が直接事情を聴く予定です」
――西野さんについては、社内での評判が悪かったという話も出ています。
「西野君が特別評判悪いというのは聞いていない。芸人やからね。人格も大事やけど、芸を評価する。5年後、10年後もサロン運営で食っていけるのかという心配は少しあるけど、自分で頑張るやろ。今はイケイケの時期やからね」
――ホームページでは、西野さんの退所報告は2行。事務所としてエールを送った『オリラジ』とは温度差を感じます。
「むしろ逆ちゃう? 西野君の場合は、会社と本人、それぞれ言い分はあるにせよ、結果としては双方納得したうえでの退所。中田君に関してはかなり前から(退所を)計画していた感じがした」
――計画?
「ギャラの取り分のところで半年以上は話し合っていた。とくにYouTubeについて。僕はそんな時間をかけても無駄だから、ウチの条件を出してそれでもダメなら仕方ないと言っていた」
――退所やエージェント契約が増えていますが、どう思われますか。
「辞めたいんだったら辞めたらええやん。どうしても残ってくれと頭下げて頼んだ覚えもないし、辞めたら仕事奪ってしまうぞと言うた覚えもない。社員も精いっぱいやっていて、それでも不満だったらそれはもう会社はそれ以上できん」
寒空の中、大?会長は時に冗談を交えながら朗らかに取材に応じてくれていた。しかし、記者が『雨上がり決死隊』宮迫博之(50)の話題を振ると、明らかに様子が変わったのだった。
――一方で、吉本に戻りたい芸人もいるようですね。たとえば、宮迫さんはYouTubeで自分を〈吉本に戻りたい芸人〉と紹介していました。
「いや、もう戻らんでええと思うで。いちいちYouTubeでネタにすんなって話や。辞めてまで吉本のことネタにすんなよって。今、十分稼げてるんやから、ややこしいことしなくてええやろ」
――「テレビに戻りたい」ともたびたび発信していますが。
「テレビ局と直接やったらええやん。吉本がテレビ局に圧力かけたり、逆にテレビ側が気をつかって降ろすとか噂されてるけど、そんなんあるわけない」
――失礼しました。最後に、今後の吉本の在り方について聞かせてください。
「コロナが終わった将来はどうなるかわからない。テレビもYouTubeも地方も大事にして、いかに吉本にいてよかったと思ってもらえるか。そこが僕らの勝負だと思う」
コロナ禍に起きた相次ぐ人気芸人の退所騒動。時代の波のなかで、吉本もまた変革を迫られている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/62865fda76658511200ae3064edff600b7be7953