1 :2021/01/31(日) 09:09:02.89 ID:quy6L6v89.net
AERA.com2021.1.31 08:02
https://dot.asahi.com/wa/2021012900022.html
大学入学共通テストの第1日程(1月16、17日)が終わり、私大入試が本格的に始まる。複数の大学に合格したら、どこに入るか悩む人もいるだろう。各大学出身者の平均年収を見ると、同じような入試難易度でも大きな差がある。
転職・就職のための情報サービスを提供するオープンワーク(東京)は、2019年7月時点で集計した「出身大学別の年収ランキング」を公表している。同社に登録された年収・出身大学のうち、50件以上のデータがあった大学100校、約1万8千人が対象。30歳時の想定年収を算出している。1位は慶應義塾大(727万円)、2位が早稲田大(654万円)、3位に国際基督教大(636万円)とトップ10には関東を中心に有名大学が名を連ねた。
日東駒専(日本・東洋・駒澤・専修)では駒澤大が500万円で27位。受験生から人気の高い日大498万円(29位)、東洋大489万円(35位)を抑えた。
「駒澤大の学生の強さは今年の駅伝が象徴しています。最後まで頑張る人間が多い」(同大関係者)
正月の箱根駅伝で総合優勝した駒澤大は、往路では3位。復路スタート時点で首位の創価大とは2分21秒も差があったが、最終10区で大逆転した。また、仏教系大学ならではの強みもある。全学部で「仏教と人間」という必修科目があり、自分の人生の意味やあり方などを考える。座禅の授業も人気で、キャリアセンターでも講座を実施するほどだ。自分と深く向き合うことで、卒業後にも良い影響が出ているのでは、という意見もある。
ランキングでは理工系の大学も目につく。就活塾「ホワイトアカデミー」(東京)を運営するアヴァロンコンサルティングの竹内健登社長が説明する。
「文系は企業によって年収の幅が大きいのに比べて、理系は手に職があるので就職に強く、年収も底堅い特徴があります」
理工系で年収が最も高かったのは、5位の東京理科大。続いたのが11位の芝浦工業大570万円で、青学大(10位575万円)とほぼ同じだ。東京都市大も560万円で14位に入った。
「企業から、本学の学生は『目標に向けて確実に行動できる』『成果にこだわってやり遂げる』と評価が高い。卒業生の20%強が有名企業に入社しており、結果として年収も良くなるのでしょう」
東京都市大は、キヤノン、JR東日本、本田技研工業など有名企業への就職が多い。実は「お得な大学」という声も出ている。同大の住田曉弘学生支援部長はこう話す。
関西の大学を見ていこう。同+関関近立(同志社・関西・関西学院・近畿・立命館)でトップだったのは、7位の同志社大596万円。続く関西学院大(12位567万円)に差をつけた。就職先を見ると、文系では三井住友銀行、日本生命保険など金融系の一流企業、理系ではパナソニックやダイキン工業など有名企業に多数進んでいる。就職塾「就活ステーション」(大阪)の吉田恵一代表講師が説明する。
「就活でも関関同立の中では同志社は頭一つ抜けています。大手志向の学生が圧倒的に多い。国立の京都大や大阪大、神戸大に落ちた学生も多いので、就活では負けたくないという意識も強く働いていると思います」大学関係者から「思っていた以上に高い」と言われるのが、13位の立命館大。562万円で関学大とほぼ一緒だ。立命館大は1999年に日本初のキャリアセンターを設置するなど、早くから就職支援に取り組んできた。仕事への意識の高い卒業生も多いと言われる。また、かつては苦学生が多い大学として知られており、今でも奨学金を充実させ、地方から多様な学生が集まる。「ハングリー精神の文化がある」という声もある。
受験生の人気を集めて勢いに乗る近畿大は、平均年収では40位481万円と先の4大学に及ばない。だが、就活ステーションの吉田さんは言う。
「近年は、関関同立の学生を採ってきたような企業からも内定を取れるようになり、評価が高まってきています。同志社は別格としても、他の3大学と並べて見る企業も出てきています」
産甲龍(京都産業、甲南、龍谷)では、甲南大が22位525万円と目立つ。コミュニケーション能力の高さで企業から一定の評価があると言われるほか、大学の担当者はこう付け加える。
「同窓会組織が充実していて、卒業してからも面倒を見てくれる先輩が多いのも強みです」
年収ランキング
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