1 :2020/02/23(日) 13:50:32
BBCスポーツ
新型コロナウイルスの感染拡大は、5カ月後に迫る2020年東京オリンピック・パラリンピックの大会スケジュールに
大混乱をもたらし続けている。そして今、五輪にどのような影響が生じる可能性があるのか、注目が集まっている。
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■五輪中止にはいくらかかる?
戦争を除き、これまでに五輪が中止あるいは延期になったことは1度もない。ウイルスでの中止も前例がない。
しかし、伝染病での中止は、約3億ポンド(約430億円)の東京2020の保険規約の一部の対象になるかもしれない。
英保険組合ロイズ・オブ・ロンドンのアンダーライターは、BBCスポーツに対し、「通常のイベント・キャンセル規約では、
伝染病による中止については非常に明確に除外されているかもしれない。一方で、五輪に向けた保険契約では、
一般的に、伝染病での中止は除外されないだろう」と説明する。
「つまり、理論上は、中国人アスリートの出場が突然求められなくなるとか、あるいは単純に感染が広がって、
大会を継続することが正しくない、安全ではないと判断されたとかに関わりなく、新型ウイルスが原因で東京大会が
中止された場合は保険が適用されるだろう」
主催者側に、五輪にいくらくらい保険をかけているのか訪ねたところ、「五輪の開催地によって割合は変わるが、
実際の保険金額の1.5%から、おそらく3%くらいを支払うことになる」との回答があった。
最近、主催者が大会予算を97億ポンド(約1兆3940億円)と発表したことを考慮すると、保険料は総額の3%にあたる、
2億9100万ポンド(約418億円)になる。
主催者側は通常、チケット販売での収益減を補うために保険をかけるというが、IOCはスポンサー料や放映権収入を
補填する保険も契約しているかもしれない。
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