1 :2019/12/18(水) 18:44:06.35 ID:cMHgD4ig9.net
親の介護問題で苦労した経験を持つ伊藤は、2010年に早大人間科学部に入学してロボット工学と予防医学について学び、現在は大学院博士課程の3年目。高齢者のロコモティブシンドローム(歩行機能低下)を防ぐべく、トレーニングを継続させる支援ロボットの開発を行っている。
今年からは元DeNA会長で、横浜ベイスターズのオーナーだった春田真氏(50)が会長を務めるAIベンチャー「エクサウィザーズ」にフェローとして迎えられた。
いとうが開発したロボットは高齢者の健康寿命を延ばし、寝たきりを防ぐためのもの。これにエクサ社のAI画像解析技術とシャープのロボット型情報通信端末ロボホンを組み合わせ、ロコピョンと名付けた。
披露された試作機は一日3回、高齢者にスクワットを促しカメラで姿勢を判定。音声で指導し習慣化を図る。いとうは「寝たきり予防にはスクワットが一番効果的。これまでは医師が患者に電話をかけて『スクワットしましょう』と呼びかけていたが、人間はどうしてもサボるもの。でも身の回りで毎日決まった時間に指導することで、1週間、1か月と続ければ習慣化する。正しい姿勢か判断するカメラもついている」と説明する。
当面は人材不足の介護士の補助役として、高齢者施設への導入を目指す。もちろんロボホンの基本機能も利用可能なことから、故郷で暮らす親に送ってエクササイズしながら安否確認にという個人のニーズにも対応していく予定だ。
いとうは「シャープさんは基本的にロボホンをエンタメツールと考えていたようで、私の考える介護方面への利用は想定していなかったみたい。話をしたら快く協力してくださった。小型で持ち運びができ、非常に耐久性に優れているので、プログラム次第でいろんな利用ができる。トレーニングメニューはいくらでも増やすことができるし、介護予防だけでなく、ゆくゆくはメタボの運動指導や、若者にエクササイズを教えることなども考えたい」と夢は膨らむばかり。
カメラによる見守り&行動の習慣化という面では、芸能界で続発する薬物事案で、社会復帰した元薬物犯が再び薬物に手を出さないように使える可能性もありそうだ。
いとうは東京・江東区の東京ビッグサイト青海展示棟エクサウィザーズ・ブースで、21日まで製品のデモンストレーションを行っている。
12/18(水) 17:58配信
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