1 :2019/10/06(日) 11:06:44.15 ID:1HXhnRrj9.net
「本屋の街」と呼ばれる東京・神田神保町によく行く。明治創業の老舗書店などで新刊の表紙や帯、あらすじをチェック。小説だけではなく、雑誌や写真集、絵本も手に取る。
「ここにはよくふらっと来ている。ちょっと前はミステリーばかり読んでいたけど、最近はエッセーでも詩集でも何でも読むようになった」
直近で読んだのは「ボダ子」。ホームレスの63歳新人作家、赤松利市氏が波乱に満ちた半生を描いた私小説だ。
「“住所不定、無職の新人”ってどんな作家やろ?面白そうやなと思って買いました。又吉さんが帯を書いている本も読むし、本選びはミーハーです」
芥川賞芸人のピース・又吉直樹(39)のお薦めで、作家いしいしんじ氏の短編小説「トリツカレ男」も読んだ。
自宅には本棚が2つある。リビングの方には写真集や美術の本など、寝室の方には小説が並ぶ。その中には、官能作品が交じっている。
「めっちゃ好きなんですよ。例えば女性の局部を“茂み”って例えたり、比喩表現が豊富で勉強になる。“丘”とか“膨らみ”とか、普通の言葉なのに妄想を広げますよね」
17歳の時、中古本販売店の100円コーナーで偶然、目にとまったのが「滴」。ベストセラー官能小説家、神崎京介氏の短編集だ。拘束が好きな女と嫉妬深い男のプレーで立場が逆転していく物語などに「う、すげえ。マジかよ」とうなり、何度も読み返した。ほかにも十数冊読み、官能作品で使われている約2300の用語や表現をまとめた「官能小説用語表現辞典」は“バイブル”だ。
「いかに直接的な言葉を使わないか。知らないうちに作詞の勉強になっていたんだと思います」
実際に歌詞にも生かされている。菅田将暉(26)との共演曲「キスだけで」は、♪私今日は女だから…と、女性の生理を例えるフレーズが印象的。「いいことしましょ」は、♪この膨らみに触れて…、♪あの丘をこえたいの…など官能用語が随所に登場する。
10/6(日) 10:00配信 スポニチ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191006-00000163-spnannex-ent
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