1 :2019/10/02(水) 06:49:54.22 ID:EFmKCCgv9.net
香港では1日、中国の建国70年にあわせて、各地で多くの人たちが警察の許可がないまま、中国や香港の政府に抗議する大規模なデモ行進などを強行しました。
火炎びんなどを投げたりする一部のデモ隊に対し、警察が催涙弾などで強制排除に乗り出して各地で衝突が相次ぎ、この中で警察官が18歳の男子生徒に拳銃を発砲しました。この生徒は左胸の辺りを撃たれ、病院に運ばれました。
SNS上の映像では、この生徒とみられる人が警察官から至近距離で発砲され、後ろ向きに倒れる様子が写されています。
これを受けて、警察トップが会見し、1日は警察官が4か所で合わせて6発発砲し、この生徒以外にけが人はいないとしたうえで、「警察官は取り囲まれて命の危険を感じ、やむをえず撃った。この判断は合法だった」と釈明しました。
香港政府によりますと、1日は74人がけがをし、このうち男性2人が重体だということですが、撃たれた生徒は手術を受けて容体が安定したということです。
一連の抗議活動で、警察の発砲でけが人が出たのは初めてで、政府への反発が高まるのは避けられない情勢です。
映像には警察官が殴られる様子
香港の九龍半島側で撮影された映像には、警察官がデモ隊に囲まれ、棒状のもので一方的に殴られる様子が確認できます。
また、銃声が複数回聞こえるなか、顔から血を流した警察官が「早く引き上げるぞ」と叫びながらデモ隊に銃を向けている様子も確認できます。
英外相「建設的な対話が必要」
香港の抗議活動で、警察の発砲によって男子高校生がけがをしたことについて、イギリスのラーブ外相は声明を発表し、「暴力は許されないが、それに対して実弾を使用するのは見合わないものであり、事態をさらにあおる危険性がある。香港の人々がもつ当然の懸念に対応するには、建設的な対話が必要だ。デモ隊も香港当局も自制し事態を沈静化させる必要がある」と述べました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191002/k10012108511000.html