1:名無しさん@涙目です。 2018/03/26(月) 09:03:39.77 ID:Dc9IaajC0●.net
雇用情勢の指標となる有効求人倍率が、高度成長期に迫る勢いで伸びている。景気回復に加え、働き盛り世代の人口減少を受けて息の長い上昇が続いてきた。希望 する仕事に就きやすくなるため、働く人には良い環境だが、企業にとっては深刻な人手不足が経営を直撃する状況に。倒産件数も増加するなど厳しい局面を迎えている。
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有効求人倍率はハローワークで仕事を探す人1人につき、企業の求人がいくつあるかを表す値だ。求職者よりも仕事の数が多くなると1倍を超え、1.5倍だと 2人に対し企業が募集する仕事が3つある計算だ。直近の1月時点では1.59倍と、約44年ぶりの高水準が続いている。
過去を振り返ると、高度成長期の1973年11月には、製造業や建設業などの好況で1.93倍という最高水準を記録。バブル経済期にも1倍を大きく上回っ たが、景気が悪くなるとたびたび急落し、リーマン・ショック後の2009年8月は過去最低の0.42倍に落ち込んだ。
現在は12年10月から5年以上、前月比で横ばいか上昇の右肩上がりの状況が続き、バブル期を超え高度成長期に次ぐ水準となっている。5年間で企業が募集す る求人数は約25%増えたが、反対に求職者は約25%減った。
伸び続ける理由の一つが人口減少だ。総務省の人口推計によると「生産年齢」と呼ばれる15~64歳の人口は1995年にピークの8726万人を記録したが、 2015年には7728万人と20年間で約1000万人減少。同期間の総務省の労働力調査でも、労働市場の中心となってきた20~50代の働く男性は423万人減った。
女性や65歳以上の高齢者では仕事を持つ人が徐々に増えているが、求人数の伸びには追いついていない。結果的に人手不足が深刻化し、企業経営を圧迫し始めている。
東京商工リサーチによると、企業の倒産件数は9年連続で減少しているが、人件費高騰を含む「人手不足関連」に限るとほぼ横ばいだ。中でも、必要な数の従業員 が確保できない「求人難」で倒産した企業は17年に35件となり、前年の17件から倍増した。
同社は「特に中小企業にとっては、人手不足が受注や採算に直接影響する。もはや避けて通れない課題になっている」と分析している。
https://www.sankeibiz.jp/business/news/180326/bsg1803260500004-n1.htm
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有効求人倍率はハローワークで仕事を探す人1人につき、企業の求人がいくつあるかを表す値だ。求職者よりも仕事の数が多くなると1倍を超え、1.5倍だと 2人に対し企業が募集する仕事が3つある計算だ。直近の1月時点では1.59倍と、約44年ぶりの高水準が続いている。
過去を振り返ると、高度成長期の1973年11月には、製造業や建設業などの好況で1.93倍という最高水準を記録。バブル経済期にも1倍を大きく上回っ たが、景気が悪くなるとたびたび急落し、リーマン・ショック後の2009年8月は過去最低の0.42倍に落ち込んだ。
現在は12年10月から5年以上、前月比で横ばいか上昇の右肩上がりの状況が続き、バブル期を超え高度成長期に次ぐ水準となっている。5年間で企業が募集す る求人数は約25%増えたが、反対に求職者は約25%減った。
伸び続ける理由の一つが人口減少だ。総務省の人口推計によると「生産年齢」と呼ばれる15~64歳の人口は1995年にピークの8726万人を記録したが、 2015年には7728万人と20年間で約1000万人減少。同期間の総務省の労働力調査でも、労働市場の中心となってきた20~50代の働く男性は423万人減った。
女性や65歳以上の高齢者では仕事を持つ人が徐々に増えているが、求人数の伸びには追いついていない。結果的に人手不足が深刻化し、企業経営を圧迫し始めている。
東京商工リサーチによると、企業の倒産件数は9年連続で減少しているが、人件費高騰を含む「人手不足関連」に限るとほぼ横ばいだ。中でも、必要な数の従業員 が確保できない「求人難」で倒産した企業は17年に35件となり、前年の17件から倍増した。
同社は「特に中小企業にとっては、人手不足が受注や採算に直接影響する。もはや避けて通れない課題になっている」と分析している。
https://www.sankeibiz.jp/business/news/180326/bsg1803260500004-n1.htm