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「キンコン西野の絵本は自分で描いてない」という批判は間違い!

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1:Egg ★@\(^o^)/ 2016/11/18(金) 12:19:59.83 ID:CAP_USER9.net

藤本貴之[東洋大学 准教授・博士(学術)/メディア学者]
絵本作家として活動するキングコング・西野亮廣氏がクリエイターおよそ35人を擁して分業制で制作した新作絵本『えんとつ町のプペル』(幻冬舎)。絵本としては異例の7万部を売り上げ、しかも、その絵が1000万円で売れた、ということが話題になっている。
その一方で、分業制であることから、「1000万円で売れた絵は、自分で描いていない」「絵本の絵はほぼ他人の作品」「上手だと思ったけど、自分で描いてないと知り残念」といった批判も出ている。
しかし、絵本『えんとつ町のプペル』の制作経緯をちょっと知れば、これらの批判があまりに的を射ていない、愚かな批判であることがわかる。
まず、絵本『えんとつ町のプペル』はそもそも、企画自体が「絵本だって映画みたいにチームで作っても良いはずだ」というコンセプトのもと、「クラウンドファウンディングで広く制作資金を集め、トップクリエイターを集めて制作する」ということから始まっていることは周知のことだ。
むしろ、絵本が話題にとなった最大の理由のひとつが、その「企画」の部分にあるといっても過言ではない。例えば、西野氏は企画が走り始めた当初から、頻繁に「クラウドファウンディングで制作資金を集め、分業制で高クオリティの絵本を作る」と発言していた。分業制で絵本を作る企画が主目的と言っても良いぐらいだ。
もちろん、クラウドファウンディングで資金を集めるためには、企画に注目を集め、関心を持ってもらうことが不可欠である。西野氏も熱心に情報発信をしていたので、その経緯自体が少なからず話題となった。
(「<制作費はクラウドファンディング>キングコング西野4作目の絵本はトップクリエイターとの完全分業制」2015年6月5日 http://mediagong.jp/?p=10004)
一方で、その試みに対しての批判は当初からあった。その代表的なものは、作家・岡田斗司夫氏による「ちょっと待ってちょっと待って、キングコング西野さん」2015年6月8日(http://linkis.com/www.tanteifile.com/d/RcvMu)という批判コラムだ。
岡田氏はキンコン西野氏による「分業による絵本制作」を次の様に批判していた。
 1.絵本を分業制で作る試みは、すでたくさんにある。
 2.乗り物や昆虫などの子ども向け図鑑は1人の作家が作る方が珍しい。
 3.大手出版社が量産する「アニメっぽい絵本」は完全分業制が当たり前。
それに対する「岡田の西野批判への批判」もあった。その一発目は筆者による「岡田斗司夫さんの『キングコング西野さんのクラウドファンディングで絵本作りは間違っている』は間違っている」2015年6月9日(http://mediagong.jp/?p=10100)という記事だろう。
しかも、この岡田氏と筆者による「場外乱闘」に対して、西野氏本人もネット記事やSNSで参戦してきた(「岡田斗司夫さんはクラウドファンディングと完全分業制で絵本を作るという西野亮廣がハナについたのだ」2015年6月11日 http://mediagong.jp/?p=10147)ことも話題になった。
これら西野氏による情報発信の多くは、読んでもわかるとおり、絵本分業制のコンセプトや趣旨を説明しているだけの、炎上商法とは無縁の記事だ。
もちろん、筆者の関わったことなどは氷山の一角で、それ以外の場面・人でも多くの話題になっていた。「西野 絵本」「西野 分業」などと検索すれば、それこそ山の様に『えんとつ町のプペル』に関するニュースや情報が出てくる。
つづく
メディアゴン 11/18(金) 7:30配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161118-00010001-mediagong-ent