1: 栓抜き攻撃(神奈川県)@\(^o^)/ 2014/09/16(火) 19:41:32.98 ID:6HLPNhn60.net
日銀の黒田東彦総裁は16日、大阪市内で講演し、今年4月の消費税率引き上げは以前から予定されていたものであり、 新たな景気の下振れ要因ではないと語った。また、日銀が想定する見通しから下振れ、 2%の物価安定目標の実現に必要であれば、ちゅうちょなく政策調整を行う考えをあらためて表明した。
総裁は足元の日本経済について「輸出や生産は弱めの動き」としながらも、「雇用・所得環境の着実な改善が続き、家計のコンフィデンスは 改善している」と指摘。「家計・企業の両部門において所得から支出へという前向きな循環メカニズムはしっかりと作用している」と語った。
そのうえで、今年4月の消費税率引き上げに伴う反動減の影響について、品目による差や、地域によって天候要因が影響した 面はあるとしたが「全体としてみれば、反動の影響は徐々に和らぎつつある」とした。
消費増税と物価上昇に伴う実質所得の減少が、 個人消費に与える影響に関し「消費税率引き上げに伴う影響と本来の物価上昇とを区別して考えることが重要」と強調。
このうち消費増税については「以前から予定されていたものであり、新たな下振れ要因が生じているわけではない」とし、むしろ消費増税が 財政や社会保障制度の持続性に対する信認を高め、「家計の支出行動に対するマイナスの影響をある程度減殺する力も働く」と述べた。
輸出の低迷については、新興国経済など「世界経済のもたつき」という循環的な要因のほか、 「製造業における海外生産の拡大など構造的な要因も働いている」と説明。ただ、先進国を中心に海外経済が成長率を高めていく中で、 先行きの輸出は「付加価値の高い製品を中心に、緩やかな増加に向かっていく」との見通しを堅持した。
日本経済は2%の物価安定目標の実現に向けて「道筋を順調にたどっている」ものの、「なお途半ば」と指摘。
目標の実現を目指して必要な時点まで「量的・質的金融緩和」(QQE)を継続していく方針をあらためて表明するとともに 「仮に何らかのリスク要因によって見通しが下振れ、物価安定目標の実現に必要になれば、ちゅうちょなく調整を行っていく」と語った。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0HB0GY20140916