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海外サイトがチョイスした「人生を変えるほどの影響力を持つ日本のアニメ10作品」とその解説

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1:オムコシ ★ 2014/08/18(月) 01:09:07.04 ID:???.net

 数多あるテレビ番組や映画、本や漫画の中でも「人生を変える」ほどの傑作は一握りである。
だが心に響く究極の作品を観たら、観た者の今後の人生を変えうるほどのパワーを感じることだろう。 
自分自身や世界に対する見方を根底から覆してしまったり、それまでは複雑で理解不能だと思っていたことも、
まるでパズルのパーツが全部合わさったように簡単にわかってきてしまう。
 ここで紹介するアニメ10作品は海外サイト、io9のアメリカ人ライター、ロブ・ブリッケン氏がチョイスしたもので、 自身を変えるほどの影響力があると紹介されていたものだ。
 下記10作品に関する解説は海外記事の原文をそのまま翻訳したものである。
10. パーフェクトブルー
 今敏の後期作品の多くは、現実と幻想、そしてその両者を分かつ微妙な境界をテーマとしている。
しかし同監督の初監督作品である「パーフェクトブルー」では他の作品よりもかなり抑えた形でこのテーマを扱っている。実際のところ、この稀に見る傑作は実写でも容易に製作し得たのではないだろうか。
 1997年公開の本作品は、女優への転向を決意した未麻という人気アイドルを中心に展開する。
しかし彼女が第一容疑者であるかのような連続殺人が発生。
彼女が出演した映画を模した犯行が繰り返され、現実が崩れ去って行く。
主人公の未麻が現実と映画や自分と他人の行為の区別が付けられなくなる本作品は、アルフレッド・ヒッチコックの手によらないヒッチコック映画といえよう。
 作品は実に力強く、アニメーションならではの表現の可能性を利用することを拒み、あくまで「写実的」であろうとする。そして写実的であろうとすればするほどに、作品は超現実的な色彩を帯び、テーマを引き立てる。
まさに極上のエンターテイメントスリラーだ!
9. 火垂るの墓
 戦場で散り行く犠牲、帰国後に兵士が直面する困難、愛する者の喪失など、戦争を描いた作品は数多くある。
しかし戦争の犠牲となった無垢な少年少女をここまで完璧に描き切った映画は他に存在しない。
 14歳の清太と妹の節子が第二次世界大戦中の両国の戦闘の最中に飢えていく「火垂るの墓」は、おそらく史上最高の悲劇に数えられるであろう。
作品は、2人の子供が母親を失い、戦争が気がかりな親戚や他の大人から無視され、ゆっくりと無慈悲にも衰弱し、無意味に亡くなるまでを描く。
容赦なく描き出されるのは戦争の恐ろしさであり、 そこで意図されているのは観る者がこの痛みと喪失感を味わうことだけである…二度とこのようなことが起きぬことを願って。
8. シリアルエクスペリメンツ・レイン
 本リストに載せたどの作品よりも実験的で超現実的な「レイン」は、攻殻機動隊の後継的作品とも言えるかもしれない。
つまり「ワイヤード」という仮想ネットワークによって接続された人類が生きる世界での、意識と技術の関係をテーマとしているのだ。
 しかし「レイン」では技術にそれほど重点を置かず、代わりに主人公レインの自己同一性を生み出すコミュニケーションと認識の問題を掘り下げている。
それは彼女による自らの認識なのか、それとも他人による彼女の認識なのかは判然としない。
ワイヤードには複数のレインが存在しており、それぞれは彼女自身の様々な個性を体現しているが、必ずしも彼女のために行動するわけではない。
 しかしレインの自意識は、彼女が他人に対して示す自身の有り様やその方法、さらには他人とのコミュニケーションの態様によっても認識される。
やがてレインは、ワイヤード内から現実を操り、結果として自分の記憶を全て消し去ってしまうことになる力があることに気がつく。
レインは思い悩むが、もちろん作品では自己、孤独、認識への探求がその思いに勝るのだ。
http://kara paia.livedoor.biz/archives/52170610.html(スレタテ規制に引っ掛かるのでスペース入れてます)
※続く