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NHKは19日、同日午後のラジオ国際放送などの中国語ニュースの中で、尖閣諸島・魚釣島(沖縄県石垣市)について「中国領土である」などと放送していたと発表した。ニュースを読んだのは中国籍の40歳代の男性外部スタッフ。ニュースと関係ない内容で不適切だったとして、NHKはスタッフと委託契約を結んでいる関連団体を通じて本人に厳重注意した。同団体は今後、このスタッフとの契約を解除する方針。
尖閣諸島の(手前から)南小島、北小島、魚釣島(読売機から)
問題になったのは、短波ラジオの国際放送とラジオ第2で同日午後1時頃から放送された中国語のニュース。生放送中、外部スタッフは、東京都の靖国神社の石柱に何者かが落書きをしたニュースを伝えた後に、魚釣島は「中国の領土である」などと、原稿にはない発言を始めた。
同諸島について日本政府は、「日本固有の領土で、領有権の問題は存在しない」としている。
NHKは同日夜、記者会見を開き、「ニュースとは無関係の発言が放送されたことは不適切であり、深くおわびする。再発防止を徹底する」と謝罪した。NHKによると、男性スタッフは発言の意図を説明していないという。
読売新聞 2024/08/19 22:43
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240819-OYT1T50218/