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現在の日本最強のコンテンツ「アニメ・漫画」を極端に嫌う中年世代の一部 その背景とは

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1 :2024/06/17(月) 23:33:50.92 ID:PRUplkS00●.net


中年世代の一部に存在する「極端にアニメを嫌う人」 背景にあった「社会的事件」とは?

かつてアニメは「テレビまんが」と呼ばれ、あくまで子供が見るものとされていた映像作品でした。
今では子供から大人、高齢の世代でも最新のアニメを楽しんでいる人がいます。
一方で、40代後半から50代半ばの世代の一部に、「極端にアニメを嫌う層」が存在しています。
それには、かつて社会を震撼させたあの事件が大きく影響しているのではないでしょうか。

「宮崎勤事件」……当時この事件の影響を受けた人間にとっては、口にするにも文字にするにも大変なエネルギーが必要です。

 1988年(昭和63年)から1989年(平成元年)にかけて、東京都および埼玉県で計4人の幼女、
女児が殺害される痛ましい事件がありました。宮崎勤はその犯人です。

 なぜ、ここにアニメがからんでくるのかというと、宮崎勤は「アニメ好きのロリコンである」という報道が行われたからです。
その結果、当時アニメ好きだった少年少女たちが、ある日突然「社会の敵」とされて「アニメ好きを倒すのは正しい行動だ」
と考えた生徒たちにより凄惨ないじめを受けました。特にこの時期に中高生だった世代、
つまり現在の40代後半から50代半ばの世代には、アニメを嫌う人が少なくありません。

 問題は、そのマスコミの報道が「捏造」だった点です。宮崎勤は6000本ものビデオテープを所有しており、
その点は当時の水準から考えると確かに異常ではありました。しかし、部屋に踏み込んだ記者の告白によると、
その大半は『ドカベン』や『リボンの騎士』『ゲゲゲの鬼太郎』など、ごく一般的なアニメだったことが明らかになっています。

 またホラービデオマニアとの報道もあり、犯人の異常性が強調されていました。しかし、ホラー作品の所有数もわずかでした。
『ギニーピッグ2 血肉の華』という作品がコレクションのなかにあると報道されたのがきっかけで、
「ギニーピッグ」シリーズは廃盤となりましたが、押収されたのはコメディ調の
『ギニーピッグ4 ピーターの悪魔の女医さん』であり、宮崎自身は『ギニーピッグ2』を観ていないと供述しています。

 また、多数の雑誌が散乱する部屋のなかで、マスコミ的にはおいしい被写体がなかったため、
わざわざ埋もれていたポルノマンガを上に置き直して撮影するという、作為的な情報操作があったことも明らかになっています。
当時の若い男性の部屋を漁れば、エロさを感じさせる本など1冊くらい見つかるものでしょう。

 もちろん、映像作品について「好き」「嫌い」と判断することは、
個人の価値観や体験に左右されるものであることは明白です。しかし、
「宮崎事件の報道」に影響されてアニメ嫌いになった、というのではれば、
もしかするとアニメを否定する気持ちは自分のものではなく、
30年以上前の報道によって植え付けられたものかもしれません。
その点を踏まえてもなお、アニメを否定するのであれば、
せめて先入観を捨てて純粋な映像作品としてアニメを鑑賞したうえで、
自分自身の気持ちから生まれた言葉で批評すべきではないでしょうか。
https://magmix.jp/post/238203