1 :2024/05/14(火) 01:12:58.40 ID:CnmU0hfF9.net
いまネットで物議を醸している「新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に『同情』などできない理由」なる記事。加害者である容疑者を“擁護”するのはやめよとの趣旨だが、この記事のいったい何が人々の琴線に触れたのだろうか。
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さて一見、至極ごもっともな“正論”を述べているようにも見受けられるこの記事が、ネット民の物議を醸しているのはなぜだろうか。調べると、意外な事実が浮かび上がってきた。
■和久井容疑者は「同情」などされていない
まずは①「和久井容疑者に対する同情の声」から見ていこう。容疑者と同世代、50代エンタメ系ライター氏の考察。
「まず今回、和久井容疑者に特筆すべきほどの“同情の声”は集まっていない、という事実が挙げられるでしょう。SNS上の典型的な反応は、『殺人は肯定できないし、容疑者は愚か者にちがいない。だが被害者女性にも同情の余地はほとんどなく、どっちもヤバい人間だよね』というものです。『被害者に同情できない』と感じる人々が、必ずしも『加害者を擁護』しているわけではありません。実際には『加害者も被害者も、どっちもどっち』『被害者女性に同情するのは親族か同業者くらい』といった声のほうが主流となっています」(エンタメ系ライター)
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■結婚詐欺でも、そうでなくても。見え隠れする「オッサンへの差別意識」
それ以外の部分でも、記事に対する疑問の声は上がっている。
「たとえば、②容疑者の父親の証言だけを盲信して、被害者女性の行為を『結婚詐欺』と決めつけるのはけしからん、との主張です。ここで記事は『結婚詐欺』というワーディング(言い回し)に批判の矛先を向けるのですが、それはまったく本質ではありません。なぜなら、仮にこの事件が典型的な『結婚詐欺』とは少し異なるとしても、多額の金銭を和久井容疑者から受け取ったこと自体は、被害者女性自身が認めているからです」(同)
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にもかかわらず、タワマン刺殺の被害者女性は必要以上に丁重に扱われ、横浜タイ料理店の被害者男性はとことんまで罵倒される。どちらもクズといえばクズなのにこの扱いの差は、『オッサン差別』以外に理由が見つからないのではないでしょうか?」(同)
タワマン刺殺の被害者女性に「どっちもどっち」と溜息をつく権利すらないのであれば、今の日本社会において「臭い、汚い」と批判されがちな“50代おぢ”は“不可触民”のような存在と言えるのかもしれない。
■無視される「知性が欠落したおばさん」の存在
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だがなぜ、男が女を騙すのは悪なのに、女が男を騙すのは許されるのか?ホストクラブの被害者が、庇護されるべき若い女性に限定されているという認識は実態にそぐわない、との声もまた少なくない。
若い女性をターゲットとする「売掛払い」が社会問題化しているのは事実だが、その一方でホストクラブには「良い歳をした大人の、知性が欠落した」おばさん客も多数おり、子や孫のような年齢の若い男に入れあげている。これは大人なら誰もが知っている「常識」であるからだ。
栃木県警は11日、元交際相手の男性(31)を包丁で刺した殺人未遂の疑いで、年金受給年齢間近の女性(64)を逮捕した。これが痴情のもつれか色恋営業かは不明だが、まともな「交際」だったとみる向きは少ないだろう。
33歳差の“刃傷沙汰”に人々が感じる一般的な感想は「被害者も加害者もどっちもどっち」「関わったらダメな人間たち」でしかない。そこに本来、被害者の性別は関係ないはずだ。
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別のネットメディア編集デスクが、次のように指摘する。
「さまざまな論点がありますが、個人的に最も重大だと感じるのが、実はこの⑦です。『結婚詐欺』と呼ぶかどうか、呼称の問題はさておき、法的に問題がなかったと断定するのはさすがに“女性贔屓”が過ぎるのではないでしょうか。
各種報道によれば、被害者女性は和久井容疑者から前払い金1000万円を受け取っている。これは女性本人の証言であり事実と見られています。にもかかわらず、当時の警視庁は和久井容疑者をストーカー容疑で逮捕し、かたや被害者女性はお咎めなしとなりました。この判断が後に、刺殺事件というまさかの結末を呼び込んでしまうわけです。
つまり、警視庁の立場からすれば、この事件は『ヤバい奴』である和久井容疑者の一方的な思い込みによる凶行であってもらわなければ困る、という緊迫した状況にあります。一部の新聞や雑誌が被害者女性に同情的な情報を出したとしても、それは“忖度”かもしれない。鵜呑みにできないと思いますよ」(以下ソース)
2024.05.13
https://www.mag2.com/p/news/598708