1 :2024/02/24(土) 22:47:21.62 ID:sA0lK2bR0●.net
[寄稿]なぜ韓国の若い男性はおかしくなったのか
パク・クォニル|独立研究者、『韓国の能力主義』著者
先月、フィナンシャル・タイムズに興味深い記事が掲載された。各国で若い女性と若い男性との理念格差が大きく広がっているという内容だった。どの国でも若者はリベラルで、年を取るにつれて保守化する。ところが最近、多くの国で若い男性が保守化し、理念が男女で大きく分かれているというのだ。記事では米国、英国、ドイツ、韓国の例が言及されていたが、その中でも韓国が特に異常だった。他国でも若い男性は保守化してはいるが、女性に比べて相対的にそうだということであって、依然として保守よりはリベラルに近かった。大韓民国は違った。グラフを見ると、韓国の若い男性は2015年頃からダイビングするように大きく落ち込んでいる。極端に、そして急速に保守化したことを意味するものだ。
なぜこのようなことが起きたのだろうか。残念ながら記事は現象を提示するだけで、背景や原因を具体的に分析してはいない。いくつかの単語がふと思い浮かんだ。その中の一つが「孤独」だ。政治哲学者のキム・マングォンは自著『孤独の襲撃』で「孤独な時代の最も孤独な世代」こそ20代だと強調する。彼は、孤独は純粋に個人的でロマンチックな情緒にとどまるものではなく、人々を苦しませ、嫌悪させ、果ては死に至らしめる深刻な社会現象であることを、説得力をもって説明する。同書はまた、孤独は個人だけでなく「実際に民主主義を脅かす段階に達している」とし、ハンナ・アーレントの思想を借りて次のように警告する。「全体主義は孤独になった大衆の支持によって維持される」
ここまで来ると疑問がわく。「孤独の襲撃」は若い女性にとっても例外ではない。では、なぜ女性はリベラル化し、男性は保守化したのか。一つの理由に還元することはできないが、少なくとも若い女性と若い男性との間には重要な違いがあるようにみえる。ファイナンシャル・タイムズの記事でも言及されているように、理念の違いが克明になった転換点は2015年だ。MeToo運動、江南(カンナム)駅殺人事件を機としてフェミニズムの波が改めて押し寄せた時だ。だが、単にフェミニズムを答えだとするのは浅薄すぎる説明だろう。具体的にどのように作用したのかが重要だ。
以下略
https://news.yahoo.co.jp/articles/6c1e01fea187433cc090accef3a3b9de7daad067