1 :2024/01/25(木) 10:30:58.12 ID:pckpu2wN9.net
https://gigazine.net/news/20240125-amazon-fine-32m-euro/
2024年01月25日 07時00分
「従業員の活動やパフォーマンスを監視するため、過度に侵入的なシステムを設定した」として、Amazonがフランス共和国データ保護機関(CNIL)から3200万ユーロ(約51億4300万円)の罰金を科されていたことがわかりました。
Employee monitoring: CNIL fined AMAZON FRANCE LOGISTIQUE €32 million | CNIL
https://www.cnil.fr/en/employee-monitoring-cnil-fined-amazon-france-logistique-eu32-million
Amazon Fined $35M in France for ‘Overly Intrusive’ Employee Monitoring
https://uk.pcmag.com/news/150577/amazon-fined-35-million-in-france-over-overly-intrusive-employee-surveillance-in-its-warehouses
Amazonの倉庫での仕事は、同様の倉庫業務がある他社と比較しても過酷であることがたびたび指摘されています。
Amazonの倉庫労働者が重傷を負う確率は同業者の2倍、業界の負傷者の半分がAmazon従業員 – GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20220414-amazon-injury-rate-jumped/
数々の報告をもとに、CNILはフランスのAmazonの倉庫での業務実態を調査。その結果、従業員の活動やパフォーマンスを監視するシステムにおける複数の一般データ保護規則(GDPR)違反を指摘しています。
指摘は大きく分けて「スキャナーを用いた従業員の監視に関する侵害」と「ビデオ監視処理に関連する侵害」の2つです。
スキャナーとは、Amazonの倉庫で働く従業員に支給されている、商品保管・梱包などの作業に用いられる端末。作業のすべてが記録されており、従業員の労働パフォーマンスをリアルタイムで監視することができます。
まず、このスキャナーで収集された、臨時雇いの人も含む全従業員に関するデータおよび生産性指標が31日間保持されることについて、CNILは「監督者が従業員の抱える問題を指摘したり、タスクの再割り当てを行うにあたり、リアルタイムのデータと週単位のデータがあれば十分なはず」と判断。それ以上のデータを保持するのはGDPR第5.1.c条「データ最小化原則」の順守不履行だと指摘しています。
また、前のアイテムをスキャンしてから1.25秒以内に次の商品をスキャンした際にエラーを通知する「Stow Machine Gun」、スキャナーを使用しない時間が10分以上続いたときにダウンタイムを示す「idle time」、スキャナーを使用しない時間が1~10分だったとき作業中断時間を示す「latency under ten minutes」の3つの指標について、過剰な監視につながっているとして、「合法的な処理を保証する」というGDPR第6条に違反する行為だと指摘しました。
(略)
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