1 :2023/11/09(木) 21:53:43.69 ID:Z6V98OzQ9.net
大阪府枚方市は9日、ふるさと納税の返礼品として駄菓子の「うまい棒」を収納するケースの提供を予定していると発表した。総務省から必要な確認が取れ次第、リストに加える。
ケースを作ったのは精密機器などを輸送するためのアルミケースを製作している同市内の「アクテック」。
製作のきっかけは同社で設計を担当する男性社員の孫の悲しい体験だった。2022年10月、通園する幼稚園の「お楽しみ会」でもらったうまい棒を孫が自宅で食べようとしたところ割れており、悲しそうな顔を目撃した。ケース製作のプロである社員は、「何か保管できるものを作れないか」と考え、約2週間で“開発”。購入を申し出る顧客も出てきたため、うまい棒を販売する「やおきん」(東京都)の許可も得て、23年6月には製品化するためクラウドファンディング(CF)を実施し、78人から支援を受けた。アクテックはもともとふるさと納税関連の製品を構想していたため、市に返礼品にできないかを相談した。
ケースは鍵付きのアルミ製で縦約20センチ、横約10センチ、重さは約300グラム。表面の透明なアクリル板にはロゴの彫刻などが施されている。70センチの高さからの落下試験や軽自動車の片輪で踏んでも中の製品は無事だった。ロゴの彫刻やケースの外装箱も枚方市内の企業が担当した。返礼予定品は3種類、黒と金色は9万9000円、4色は11万円を市に寄付すると提供される予定。
アクテックの芦田知之社長は「枚方市がこんな面白いものを作っているものづくりのまちだとPRできるといい」と話した。【砂押健太】
毎日新聞 2023/11/9 20:09(最終更新 11/9 20:48)
https://mainichi.jp/articles/20231109/k00/00m/040/278000c