1 :2023/10/15(日) 22:25:32.58 ID:Miqqe1+19.net
国交省沼津河川国道事務所担当者:「他の植物が生息できなくなり、取り返しがつかないことになる可能性もある」
静岡が誇る清流で、一体何が起きているのでしょうか。
■「東洋一の湧水」に侵略的植物
9月中旬、柿田川公園の駐車場に集まっていたのは、自然保護に取り組む団体や、清水町の職員、さらに川を管理している国交省の職員です。これから、“ある植物”の駆除に向かいます。
国交省沼津河川国道事務所 中田勇輝係長:「最悪の侵略植物と言われている、すごく危険な植物」
清水町の職員:「これから行く工程の話で、この川を突っ切ります。水が湧いているところが何カ所かありますけど、砂地になっていますので、下手するとブクブクと全部沈んでしまうこともあります」
駆除の現場に向かうのも、リスクと隣り合わせ。移動時の注意点はそれだけではありません。
柿田川みどりのトラスト 中嶋俊夫さん:「これ、ミシマバイカモ。絶滅危惧種。これを踏まないように」
県の絶滅危惧種に指定されている「ミシマバイカモ」。きれいな水でしか育たない、柿田川の象徴です。他にも、産卵のために遡上するアユや、渓流の宝石とも称される「カワセミ」といった、貴重な自然が見られます。
ディレクター)水が冷たいですね!
参加者)水温は年間通して15℃。胴長を着ていないと、すぐに紫色になっちゃいます。
参加者)勢いもここからは強くなります。
そんな自然豊かな柿田川を脅かす、“最悪の侵略植物”とは。流れに逆らいながら進むと、その現場に到着しました。
国交省沼津河川事務所 中田勇輝係長:「こちらで今、ネットで流出防止対策をしていまして、ネットの内側にナガエツルノゲイトウが生えています」
■驚異の繁殖力「ナガエツルノゲイトウ」
これが、地球上最悪の侵略的植物と呼ばれる「ナガエツルノゲイトウ」。南米原産の品種で、長い茎に「シロツメクサ」のような花をつける、一見どこにでも生えていそうな水草。しかし、生態系への影響が懸念されることなどから、特定外来生物に指定されています。その最大の特徴が…。
国交省沼津河川国道事務所 中田勇輝係長:「根っこが節にあり、この節の部分がどこかに流れ着いてしまうと、また増えてしまう」
茎の切れ端さえあれば再生できる、驚異の繁殖力です。水草なのに乾燥にも強く、陸上でも海水でも生きることができます。現在確認されているのは限られた場所のみですが、全長およそ1.2キロの柿田川は、狩野川へと流れが続いています。
国交省沼津河川国道事務所 中田勇輝係長:「(絶滅危惧種の)ミシマバイカモは太陽の光が必要。他の植物が一帯に広がってしまうことで生息できなくなってしまう。この網を越えて行ってしまっただけで、狩野川で繁茂してしまうと、取り返しがつかない可能性もあるので注意して…」
以下全文はソース先で
10/14(土) 22:19 静岡朝日テレビ
https://news.yahoo.co.jp/articles/e7ed442b6e25ef69ebe5612674b432ad03a89f89