1 :2023/09/23(土) 06:56:24.24 ID:43ExVnEU0●.net
YouTuberが“私人逮捕系”や“パトロール系”と呼ばれ、まるでダークヒーローのように称賛されている。一方で、不審者とみなした相手に詰め寄る様子や羽交い締めにする様子などに対して、〈決めつけすぎ〉や〈やりすぎ〉といった批判も寄せられており、賛否両論を招いている。
動画では、転売ヤーとされる女性をコロアキをはじめとした男性グループが捕まえようとしている。タクシーに乗ろうとした女性に「ふざけんな、おい!」と駆け寄り、「逃げんな!」と腕を引っ張り、肩をつかむなどしている。無理やりタクシーから降ろされそうになった女性は、「痛い! やめて!」と悲鳴を上げて、もがくうちに靴が片方脱げていた。
いまや「私人逮捕」は、SNS上でバズる動画のネタとなっている。しかし、そもそも法的に私人逮捕とは、どのように解釈されているものなのか? 弁護士の浦川祐輔氏に解説してもらった。
そもそも現行犯逮捕の要件も満たしていません。暴行罪や傷害罪に該当する可能性があると考えられます。
暴行罪や傷害罪において、被害届の存在は重視されるものの、必須ではありません。動画を見て捜査機関が問題視したのであれば、被害届がなくても捜査・逮捕に向けて進むことは十分ありますし、私人逮捕された女性に捜査機関のほうから被害届の提出の検討を促すケースもあります 。また、女性側が動画にされたことによる精神的苦痛を訴えたら、民事で損害賠償責任が発生することも考えられます」
コロアキは9月22日、〈これ切り抜いてるけど転売ヤーが逃げ回るからかなり追いかけて最後タクシーに乗る形。殴ったりビンタはしてない。蹴られたから軽く髪掴んだだけ〉と釈明し、〈俺逮捕されますか?〉と不安をのぞかせていた。
悪者を逮捕するはずが、自分が……というお粗末なオチになってしまうのだろうか。