インド探査機、月着陸成功　４カ国目、初の南極付近―モディ首相「歴史的な日」

　着陸したのは月の南極付近で、インド政府によると同地域への着陸は史上初。月の南極には水が氷の状態で存在していると考えられており、探査車が約２週間、月の組成の調査などを行う。
　モディ首相は訪問先の南アフリカから着陸を見届けた。Ｘ（旧ツイッター）で「インドの宇宙部門における歴史的な日だ」と、ミッションを担ったインド宇宙研究機構（ＩＳＲＯ）の技術者らを祝福。手に持った小さなインド国旗を振り、笑顔を見せた。管制センターは歓喜で包まれた。
　７月１４日に南部スリハリコタの宇宙センターから打ち上げられ、今月５日に月周回軌道に進入した。地元メディアによれば、事業費は約７４００万ドル（約１０７億円）で、過去の月探査ミッションと比べても「費用対効果は高い」という。

時事通信　2023年08月23日22時48分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023082300592&g=int