1 :2023/08/16(水) 20:57:19.33 ID:O66x1QLV0●.net
ベトナムのサンドイッチ「バインミー」が熱い。各地で専門店がオープンし、昼食には欠かせないという人も出始めた。
昨年には普及を目指す団体も誕生。背景に在留ベトナム人の増加があるとみられるが、なぜ日本人にこれほど受け入れられたのか。
バインミーの味わいから見えてくることとは。(木原育子)
昨年には普及を目指す団体も誕生。背景に在留ベトナム人の増加があるとみられるが、なぜ日本人にこれほど受け入れられたのか。
バインミーの味わいから見えてくることとは。(木原育子)
◆続々と出店「熾烈な戦い」
8月中旬、東京・吉祥寺。バインミーの店舗前に長蛇の列ができていた。
「決め手は手軽さかな。最近は都内だとランチも1000円を軽く超えてくるけど、普通のバインミーなら大台は超えない」
と話すのは小売店員のさえこさん(23)。自転車に乗って買いに来た近くに住む会社員の男性(55)は
「この暑さだとアジア系の味が恋しくなる」とにっこり。「コロナで自宅での仕事が多くなり、テイクアウトの定番になった。
メールチェックしながら片手で食べられる」とも。
バインミーはフランスの植民地時代に編み出されたベトナム版サンドイッチだ。屋台などで日本円にして100~200円ほどで売られている。
フランスパンに鶏肉のパテを塗り、大根とニンジンを甘酸漬けにしたなますをはさむのが一般的。
口当たりがよく、添えられたパクチーとの相性もいい。
日本では概おおむね7、800円前後。具材が選べ、野菜が豊富なヘルシーさのほか、欧州とアジアが融合した
どこかおしゃれで個性的な雰囲気も魅力のようだ。
一方で、昨年オープンしたばかりの「バインミー☆サンドイッチ吉祥寺店」のオーナー、木坂幸子さん(47)は切実な思いを表した。
「ベトナムの方々がバインミー店を次々に起業されていてめちゃくちゃ増えている。正直熾烈しれつな戦いです」
◆中国人を抜いたベトナム人
確かに、日本で働くベトナム人は急増中だ。厚生労働省の統計では、外国人労働者数は2022年10月で約182万2000人。
このうちベトナム人は最多の25%を占める約46万2000人だ。19年までは中国人が最も多かったが、20年にベトナムが抜いた。