1 :2023/08/11(金) 12:36:24.42 ID:cDlrapZB9.net
ただ、他の女子代表のレベルは、残念ながらそうじゃない。ここまでのW杯を見た中で目立ったのは、大きく得点差の開いた試合の多さだ。ドイツ対モロッコは6-0、ノルウェー対フィリピンは6-0、ブラジル対パナマは4-0。日本と同じグループのザンビアなんて3試合で11失点もしている。男子のW杯じゃありえないスコアだ。出場国が増えたことでレベルの低下を招いているんだ。
■男子と同じ32カ国出場は時期尚早
FIFAの加盟国は211で、そのうち男子代表を持つ国は198。一方、女子代表を持つ国は152。だけど、チームとして成り立っているのは、せいぜい70カ国くらい。少なくとも55のチームは、予選に参加するためだけに結成された寄せ集めなんだ。それなのに、参加国数を男子と同じ32にしたら、それは玉石混交になるってもんだ。悪いけど時間のムダって試合がいくつもあった。
もう一つ気になったのが、ラフプレーがすごく多いってこと。「女性だからおしとやかに」なんて言ってるわけじゃないよ。本当に危険なプレーが多いんだ。ファウルの数も半端ない。各グループ戦2試合(計16試合)が終わったところで特に危険だと思われたファウルの数は27。カタールでは同じ時点で12だったから、やっぱりこれは異常だ。ブラジルのスンドハーゲ監督はかつてのスウェーデン代表選手で、アメリカやスウェーデンを率いた経験もある名将だけど、彼女も「このW杯ではフィジカルだけが激しくなった」と言っている。
そりゃそうだ。もともとW杯に出る力がないチームはテクニックも戦術もない。それでも勝とうとしたら、危険なプレーに出るしかないんだ。
■16強で賞金6億円
拍車をかけるのが賞金の多さだ。男子と同等ではないものの、金額は過去最大。グループ戦を戦っただけでも225万ドル(約3億2100万円)、ラウンド16まで行けば425万ドル(約6億650万円)。もちろん選手みんなで分け合うにしても、中には一生かかってもそんな大金は手に入れられない国もある。どんな手を使っても勝ちたいと思う選手もいるかもしれない。だからトップ選手たちはケガをしないかとヒヤヒヤしているよ。
こうしたことを総合すると、32チームにするのは早すぎたね。決勝トーナメントを戦う16チームがそろってからが、本当の意味でのW杯になると思うよ。
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