マンションで女性刺された事件　近くの市営住宅から飛び降りたとみられ重体の女を容疑者と特定 同時に飛び降りた女性は死亡

5日夜、大阪市浪速区のマンションで、女性が20代の知人とみられる女に腰などを刺される殺人未遂事件がありました。
その後、現場近くの市営住宅から飛び降りたとみられる若い女性2人が倒れているのが見つかり、このうち25歳の女について警察が殺人未遂事件の容疑者と特定しました。

5日午後7時半ごろ、浪速区日本橋西2丁目にあるマンションの3階の部屋の前で、この部屋に住む韓国籍の女性が右腰のあたりなどを刺されました。
女性は首にも切りつけられたあとがあり、命に別状はないということです。

女性の話では、刺したのは20代の知人の女ということで、警察が殺人未遂事件として捜査していたところ、6日午前3時40分ごろ、約200メートル離れた市営住宅の敷地内で若い女性2人が倒れているのが見つかりました。
2人は病院に搬送され、1人は死亡が確認され、もう1人は意識不明の重体となっています。

市営住宅の14階の通路に靴が2足と携帯電話2台が並べて置かれていたということで、警察は2人が飛び降りたとみています。

その後の捜査で、意識不明の重体となっている女が住所・職業不詳の25歳で、殺人未遂事件の被害者の女性が「刺された」と話していた知人と一致することがわかりました。
被害女性は女とトラブルになって、警察に相談していたということです。

警察は女を殺人未遂事件の容疑者と特定し、回復を待って事情を聞く方針です。

なお女と一緒に市営住宅の前で倒れているのが見つかり、死亡が確認された女性は、女とSNSを通じて知り合ったとみられ、警察によると殺人未遂事件との関係はないということです。