1 :2023/07/11(火) 09:29:05.73 ID:dZRXFB739.net
神戸新聞NEXT
「女子トイレや女湯に『心は女性』と主張する男性が入ってくる」-。LGBTなど性的少数者への理解増進法(6月23日施行)の国会審議の過程で、そんな中傷やデマが交流サイト(SNS)を中心に広がった。「犯罪者と混同せず、どうか生身の当事者と対話してほしい」。生まれた体と自認する性が異なるトランスジェンダーのいよたみのりさん(55)が、取材に胸の内を語った。(名倉あかり)
いよたさんは、性的少数者や支援者でつくるNPO法人「ミックスレインボー」(兵庫県尼崎市)の理事長を務める。生まれながらの性は男だが、幼少期から違和感を抱いていた。
小学生の時、与えられた黒色のランドセルが嫌だった。外で遊ぶより、先生がピアノを弾いているのを見るのが好きだった。母親のスカートをこっそりと履いてみたこともある。しかし、時代はまだ「昭和」。性的少数者に関する情報は全くなく「誰にも言っちゃいけないこと」と、心にふたをした。
20代。親の期待に応えたいと、男性の立場で女性と結婚し、子どもを授かった。しかし、夫婦関係はうまくいかずに40代で離婚。「自分らしく生きたい」とホルモン治療や、精巣の摘出手術を行って昨年、54歳で戸籍を女性に変えた。
男女どちらのトイレを利用するか-。手術をする前には、ずっと悩んできた。
髪の毛を肩くらいまで伸ばし、うっすらと化粧をして男子トイレを使っていると、驚いてトイレから出て行く人がいた。隣の小便器に立った高齢の男性が、全身をまじまじとながめ、のぞき込んで性器を確認してきたこともあった。
「これはあかん」と、多目的トイレを利用するようになったが、トイレを出た後に車いすの人が待っていたことがある。「選択肢が一つしかない人の場所を奪っている」と申し訳なく思った。
自分の思いだけでなく、他者からも女性として認識されるようになり、映画館のレディースデーに女性料金で鑑賞できるようにもなった頃、「自分を許せた」といういよたさんは、初めて女子トイレを使い始めた。音を立てないように座って用を足し、外見だけでなく所作にも注意を払った。
「トランスジェンダーがトイレに入ることで、女性や男性をびっくりさせたり、不安にさせたりしてはいけない」
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