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2023年6月23日 10:16
元女子プロレスラーの木村響子さん(46)が23日、自身のツイッターを更新。2020年5月に22歳の若さで亡くなった女子プロレスラーの木村花さんを巡る訴訟で、ねつ造された誹謗(ひぼう)中傷の投稿画像を証拠として提出したことについて経緯を説明。この件に関して「デマや誹謗中傷はおやめください」と呼びかけた。
テレビ番組に出演した花さんが、交流サイトで誹謗中傷を受け亡くなったことについて、響子さんは中傷を書き込んだとして大阪府の女性らに損害賠償を求めた。女性側は、響子さんが証拠として提出した画像は「第三者にねつ造されたもの」だと説明したと報じられた。
ねつ造画像の件について、響子さんは23日に経緯を説明。「2020年5月23日 花がなくなり、次の日に、警察から誹謗中傷の証拠を集めるようにとの指示を受ける 警察も調べるが、弁護士にも依頼してほしいとのこと」と、警察から証拠を集めるよう指示されたという。この時、中傷を書き込んだほとんどのツイートやアカウントが削除して逃亡していたため、「スクショでも良い」と告げられたという。
また、ツイッターの場合、アカウントが削除されてから1カ月でアクセスログが削除されてしまうため、「一刻の猶予もない」と感じた響子さん。まだ花さんが隣の布団で眠る中で「会いに来てくれた花のお友達たちに対応しながら お葬式の準備もしながら 眠れず食べれず ひたすらSNSを検索しながら誹謗中傷のスクショを撮り続けました」と、響子さんは悲しみの癒えない中で、花さんのために証拠を集めていた。
「当時の記憶があいまいなところと鮮明なところがあり、はっきりと断言するのが難しいですが、その際のスクショに、今回捏造が疑われるものがあった可能性があります」と告白。中略
ねつ造画像のアカウントに関しては「アカウントが実在して、ログの保全をして、ログイン情報はあったということで開示がされ、さらにそこからプロパイダーが判明して、住所が特定されました」と経緯を説明。「法的な開示請求手続きをして 裁判で開示されました。開示請求の裁判でも 警察の捜査でも 相手方からも 誰からも捏造との指摘はありませんでした」と、裁判となった時点で何の指摘もなかったという。
その後、昨年5月に相手女性に代理人弁護士がつき、初めてねつ造の可能性が指摘された。この指摘を受け、響子さんは「誤って裁判を起こしてしまった可能性があるということで、裁判の取り下げや、謝意の表明、弁護士費用の負担などの申し入れをして和解に向けて努力はしましたが、和解金額が800万円と到底わたしが支払うことが難しいことから、和解を断念しました」と、これまでの出来事をすべて報告。「相手方のご家族には大変申し訳ないと思っております」と謝罪した。
今回の件が起きてしまったことについて「専門家に依頼をして、法的な手続きをして、このような結果になってしまったことを本当に残念にかなしく思います」と表明。「開示請求のシステムの危険性や、アカウント削除によるアクセスログ削除までの短さ 捏造した情報の取り扱い、対処法についても、今後さらにアップデートが必要なのだと改めて感じました」とまとめた
最後に「今回のことは裁判中であり、当事者でない方から、損害賠償を払え、謝れなど強要される謂れはありません。デマや誹謗中傷もおやめください」と呼びかけ、「最終的な裁判結果が出ましたら改めてご報告いたします ご心配おかけした方々、申し訳ありません」と記した。
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