1 :2023/06/20(火) 23:55:06.00 ID:H82o74fY9.net
日本高校野球連盟(宝馨会長)が「第105回全国高校野球選手権記念大会」の記念事業の一環として全国の加盟校(硬式)を対象に実態調査を実施し、結果を19日に発表した。
今回の調査では加盟3788校から回答を得て、部員減少の深刻化があらためて浮き彫りとなったとしている。
宝馨会長のコメントは次の通り。
「今回の調査も99%を超える回収率となったことに対して、都道府県高校野球連盟ならび加盟校に改めて御礼を申し上げたい。高校野球でも少子化の影響を受け、部員数の減少が過去3回の調査では、60人未満の学校が一番多い割合であったが、今回は30人未満の学校が一番多い割合になり、学校単位での部員の減少が深刻化している。それに伴い、監督としての悩みも、生徒に対する技術面や精神・心理面の指導よりも部員不足が全体の半分以上になってきている。
こういった状況があるなか、2018年から取り組んでいる高校野球200年構想事業に関して、多くの加盟校が何らかの活動を展開してくれており、野球の振興・普及、将来世代の育成という観点で各校の取り組みはありがたいことである。この活動を広く一般の方々にも知ってもらい、野球未経験の幼児、小学生へ向けた野球熱を高める工夫を考えたい。
一方で、女子部員が練習に選手として参加している学校が207校、練習や試合でノックを打つ学校が256校、さらに多数の学校でデータ分析、情報発信面でも貢献しているなど、女子部員の活躍の場が増えてきていることはうれしいことである。また、休日の練習時間が短縮傾向にあることも、各校の工夫によるものと考えられ、選手の健康管理や、勉学はもとより野球以外の時間確保の観点から歓迎したい。練習試合など、平日にできないチームとしての活動に時間をかけることもあると考えられるが、さらに工夫を加えていただきたい。今回の調査結果を参考にして、今後の高校野球に活かしていきたい」