1 :2023/02/07(火) 19:19:43.91 ID:oIM3sSwG9.net
1980~90年代に販売された日本のゲーム機やソフトが高騰している。「レトロゲーム」として人気を集め、発売当時は5000円前後だったソフトの価格は、中古市場で数万円以上に跳ね上がるケースが出ている。背景には、子供の頃に夢中で遊んだ外国人やレトロブームで興味を持った若者らの購入増加に加え、投資目的で買い占める動きもあるようだ。
大阪・日本橋でレトロゲームを専門で扱う「ゲーム探偵団」には、任天堂が1983年に発売した家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ」など、かつて人気を集めたゲームソフトやハードウェア1万点近くが並ぶ。
今月3日、店でソフト数本を購入したクウェートのシステムエンジニア、アブドラ・オスマンさん(41)は「全世代のゲームがここまでそろうのは日本くらい。レトロゲームは、子供の頃を思い出して懐かしくなり、何度遊んでも飽きない」と笑顔を見せる。
現在、来店客の半数は訪日客といい、同店スタッフの石山公一さん(46)は「外国人に根強い人気があり、今後も買って帰る人は増えるだろう」と期待する。
店内で目を引くのは、1万円を超える高額商品だ。任天堂の携帯型ゲーム機「ゲーム&ウオッチ」やファミコンのソフトには、1万~4万円台の値札が付いているものも多い。ロールプレイングゲーム(RPG)「ゼルダの伝説」や「ドラゴンクエスト」など爆発的にヒットした人気シリーズは現在でも比較的安価だが、限定販売されたソフトなどは、10万円台~数十万円になるケースも珍しくない。
オークション情報の検索サイトを運営するオークファン(東京)によると、ファミコンソフトの平均落札額は、2020年1月に2328円だったが、今年1月には3969円と7割超も高騰した。
背景には、近年のレトロブームもあるとみられる。コロナ禍で外出を控え、自宅で過ごす時間が増えたことで、若者の関心を集めたのがレトロゲームの配信動画だった。ネット上では「シンプルだけど攻略が難しい」などの声が上がり、人気が再燃している。(抜粋)