1 :2023/02/05(日) 22:31:32.71 ID:UoTULkgz9.net
アサ芸ビズ2023年2月5日
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https://asagei.biz/excerpt/54500
(略)
─ウクライナを軽視していたということでしょうか?
そうです。今回は、作戦初日にゼレンスキーを暗殺するためのロシアのエリート空挺部隊を送り込んでいます。
ところが、キーウ近郊の空港に着陸する前にウクライナ軍によって撃墜され、全滅してしまった。
そのため、ゼレンスキーを暗殺することができなかったわけです。
同時に、ベラルーシ国境付近からキーウに向かって攻め込んだ戦車は3日分の食糧しか持っていなかった。
つまり、プーチンによる「特別軍事作戦」は、ゼレンスキーを暗殺し、傀儡政権を樹立すれば3日で終わると思っていたんです。
これは、14年の「クリミア併合」の成功が大きく影響していると思われます。あの時、ウクライナはわずか数日で降伏しています。
─その成功体験が今回の失敗になったわけですね。
反対に、ウクライナはこの失敗から学び、軍の指揮官をアメリカに派遣して軍事訓練を受けるなど、軍隊を鍛えたわけです。
14年の兵力はわずか5万人でしたが、それ以降徴兵制を復活させ、常備軍20万人、予備兵90万人に増員しています。
だからロシアが15万人でウクライナを攻め込んだ時に110万人の兵力で迎え撃つことができたわけです。
(略)
─では、年内に停戦するのは難しいでしょうか?
ええ、少なくとも10年程度は覚悟した方がいいでしょう。なぜならば、ロシアとウクライナの目標が違うからです。
つまり、ウクライナはロシアによって占領された東部4州を全部取り戻して昨年2月の段階に押し戻す。
最終的には14年に奪われたクリミア半島まで全部を取り戻して初めてウクライナは勝利、負けなかったと言えるわけです。
つまり、今戦争を止めればウクライナの負けとなりゼレンスキーの政治生命は絶たれることになる。
ウクライナ国民の80%以上が「クリミア半島まで全部取り戻す」という政府の方針に賛成しています。
ですからロシアを徹底的に追い出すまで戦争は続くことになるわけです。
(略)