1 :2023/01/22(日) 12:38:49.38 ID:CU3b/EWi9.net
毎日新聞 2023/1/22 12:10
https://mainichi.jp/articles/20230122/k00/00m/100/070000c
https://mainichi.jp/articles/20230122/k00/00m/100/070000c
京急川崎駅(川崎市川崎区)の横浜方面行きホームに、全国的にも珍しいキムチ自販機がある。
2021年7月の登場以来、売り切れが続出。
もっともヒット自販機になったのは、物珍しさからだけではない。
キムチ自販機を展開しているのは、「グリーンフーズあつみ」。
運営する有人店舗「おつけもの慶」の隣に始発から終電まで購入できる自販機を設置した。
白菜、カクテキ、カブのキムチが入った「お試し三種」(1200円)などの商品は、臭いや液漏れを防ぐ工夫がされたボトル入りで販売されている。
同社の渥美和幸社長はコリアタウンのある川崎区桜本で生まれ育った。
父の代から営む青果店の仕事で焼き肉屋に野菜を卸すうちに、キムチ作りの職人、城野勝さん(故人)と出会った。
その焼き肉店がなくなったことをきっかけに、「川崎のキムチを残したい」との思いで、二人で同区渡田新町のわずか1坪の土地でキムチ屋を始めた。
もともと渥美社長の野菜の目利きと城野さんのキムチ作りの技術は確かなものがあった。
本場のキムチは酸味が強いが、りんごや桃といった果物を加え、日本人好みの味を追求。
辛さ、甘さ、コク、旨みのバランスがとれた独自のキムチが完成した。
商品は口コミで評判となり、19年には「かながわの名産100選」に認定された。
「キムチを多文化共生地域である川崎の名物にしたかった。
食に国境はない」と同社の伊藤泰介プロジェクトマネージャーは語る。
新型コロナウイルス禍で非接触型の販売形態が広がっていることもあり、同社は今後もキムチの自販機を増やしていく考えだ。