1 :2022/12/29(木) 00:03:31.45 ID:fACv+Ct89.net
感じる人がいるようですが、なぜ手締めをするのでしょうか。
職場の仕事納めや忘年会の最後に、会社の幹部が音頭を取って行うことがあるのが、「一本締め」「三本締め」などの
「手締め」です。ネット上では、「上司が言うから何となくやっているけど、なぜやるのか分からない」「周囲の目が気になって
恥ずかしい」などの声もあります。手締めとは、どのようなものなのか、日本礼法家元で、令和椿和文化協会会長の椿武愛子
(つばき・むつこ)さんに聞きました。
人々の結束を深める手段
Q.そもそも、「手締め」とは何ですか。
椿さん「物事の決着や成就を祝い、関係者がそろって掛け声とともに手拍子を打つことで、『手打ち』とも言います。
手拍子の前の掛け声は、『イヨーオ』と言うのが一般的です。イヨーオは、『祝おう』が転じたものとされています」
Q.行われ始めた背景は。
椿さん「ルーツは古く、『古事記』に、大国主命(おおくにぬしのみこと)が国譲りを行う際、『拍手を打って国譲りを
承諾した』という記述が出てきますが、この『承諾して柏手を打った』ことが転じて『うまく物事がまとまって手を打った』
という意味で、手締めが行われるようになったと考えられています。つまり、物事が落着することにつながり
、『拍手を打つ→手を打つ→手締め』へと変わってきました。現代でも、『手を打つ』というのは決着をつけるという意味で使われています」
Q.手締めの代表的なものに「一本締め」「一丁締め」「三本締め」があります。それぞれ、どのような手締めですか。
椿さん「一本締めは、拍数の『シャシャシャン シャシャシャン シャシャシャン シャン』と、3回の拍が3セットで『九』に
なり、もう一回手を打つことで九に点が打たれて『丸』になることから、『丸く納めました』の意味合いが込められています。
一丁締めは、一本締めの略式のやり方です。『イヨーオ』という発声とともに最後の1回だけ『シャン』と手を打ちます。
関東でよく行われており、『関東一本締め』ともいいます。
三本締めは、一本締めである『シャシャシャン シャシャシャン シャシャシャン シャン』を3回行います。
フォーマルな宴席や行事でよく行われます。発声者は、間に『イヨッ』『もう一丁』と声を挟みます。
手締めは、リズムや手を打つ回数、掛け声が地域によって異なります。例えば、大阪では『大阪締め』といい
(1)『打ーちましょ』シャンシャン(2)『もひとつせ』シャシャン シャン(3)『祝うて三度』シャシャン シャン シャシャン
シャン シャシャン シャン(4)『おめでとうございますー』(拍手)という手順になります」
続きはソースで
2022.12.28 著者 : オトナンサー編集部
https://otonanswer.jp/post/146778/