1 :2022/12/27(火) 07:40:47.88 ID:xP5b79Ai9.net
今年は全国各地の保育園で虐待の発覚が相次ぎ、送迎バスへの置き去りなど保育死亡事故も相次いだ。専門家や保育士は、保育現場に20年来のひずみが出ていると指摘する。
保育現場の労働問題に詳しい中央大の小尾晴美助教(労働社会学)は、「虐待などの問題を安易に労働環境と結びつけることはできないが、この20年ほどで、保育現場の労働環境が厳しくなり、保育の質が下がる要因にもなっている」と指摘する。
国の規制緩和で悪循環
共働き世帯が増えた2000年代、保育園に入れない待機児童が増えて社会問題に。政府は当初、園を増やすのではなく、規制を緩め、定員以上に園児を受け入れるよう促すことで解決を図り、人手も広さもゆとりのない現場は増えた。
大幅な規制緩和は、園の運営形態にも及んだ。企業主導型保育所なども含めた園の増設を急速に促し、保育士の獲得競争が起きた。
現場は慢性的な人手不足となり、激務が離職を招く悪循環が起こった。
園児を預かる時間も長くなっている。厚生労働省によると、11時間以上開けている認可保育園は、2020年は全体の約8割。20年前は約4割だった。
1人8時間の労働時間内ではカバーできないため、パートなどの非正規職員が増え、働く時間帯もばらばらになって、保育方針の共有や情報伝達がしづらくなった。「ベテランから若手をバランスよく配置できなくなり、人材育成のシステムが崩れたのがこの20年だった」と言う。
「保育士が追い詰められるのには理由が」
一方、国は21日、4~5歳…(以下有料版で、残り536文字)
朝日新聞 2022/12/27 7:00
https://www.asahi.com/sp/articles/ASQDV55G7QDRULEI00C.html?iref=sptop_7_02