1 :2022/12/17(土) 07:23:57.76 ID:L3ZYnF2H9.net
突然、突きつけられたのは、事実上の”解雇”と帰国の要請でした。目の前が真っ暗になりました。
世界中が熱狂するサッカーのワールドカップカタール大会の裏で、夜も眠れないほど苦しみ続ける外国人労働者たちがいます。
彼らを取材すると、華やかな大会には都合が悪い現実が浮かび上がってきました。
(ドバイ支局長 山尾和宏)
外国人労働者に突然、一斉帰国を強要
中東初のワールドカップ開幕まで半年を切った2022年7月。首都ドーハ中心部は、植えたばかりの芝生や木々が道路脇を美しく飾り、高層ビル群には有名選手を起用した巨大な看板が並び、大会ムードが高まっていました。
外国人労働者向けの寮
そこから、50キロほど南西の砂漠には、外国人労働者向けの寮として使われる建物が等間隔にいくつも並んでいます。
ここで、ネパール人のプニト・マハラさん(35歳)は立ち尽くしていました。
ただ夢中で、目の前で起きている信じられない光景をスマートフォンで撮影しました。
この寮で集団生活を送っていたプニトさん。騒がしい声を聞き、部屋から外に出てみると、荷物をまとめた大勢の労働者が列を作っていました。少なくとも500人から600人はいると、プニトさんには見えました。
プニトさんが撮影した動画
皆、バングラデシュやインドなど国籍は違えど、建設現場で苦楽を共にしてきた仲間たちでした。彼らは突然、帰国を迫られて、バスに乗り込むところでした。
プニトさんにも見知らぬ男性が近づいてきて、「荷物をまとめなさい。すぐに帰国しなさい」と告げました。最悪なことが起きたと、すぐに悟りました。
どれだけ待っても雇用主からは何の説明もありません。不信感と怒りとともに、まず頭に浮かんだのは、ふるさとに残してきた妻と幼い2人の息子の顔でした。
結局、手渡された航空チケットで帰るしか選択肢は残されていませんでした。わずか1年足らずの短い出稼ぎ生活となりました。
続きはソース元にて
https://www3.nhk.or.jp/news/special/international_news_navi/articles/feature/2022/12/15/27953.html