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身体拘束140時間以上 手足をしばり 愛知・岡崎署で勾留中死亡

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1 :2022/12/14(水) 06:55:49.85 ID:5iYUV8em9.net

 愛知県警岡崎署(同県岡崎市)の留置場で無職男性(43)が勾留中に死亡した問題で、男性は延べ140時間以上にわたり手錠などで身体を拘束されていたことが、県警関係者への取材で判明した。こうした拘束は意識を失った状態で発見されるまで続いたとみられ、県警は署員らの対応を詳しく調べている。

 関係者によると、男性は11月下旬に公務執行妨害容疑で逮捕され、同署で勾留されていた。大声を出して暴れるなどしたため「戒具」と呼ばれるベルト型の手錠や捕縄で手足をしばられていた。その後いったん戒具は外されたが、再び暴れたため同様に拘束された。身体拘束は延べ140時間以上に上ったという。

 刑事収容施設法は、自傷の可能性があるなど、一定の条件を満たせば戒具の使用を認めているが、適切な使用の範囲を逸脱していた可能性がある。

 男性は保護室に隔離されていた。自ら服を脱ぎ、裸の状態で拘束されていたという。監視カメラには、複数の署員が暴行するような様子も映っていたが、けがは確認されていない。

 統合失調症や糖尿病の持病があったのに、県警は糖尿病の薬を飲ませておらず、医師の診断も受けさせていなかったことも判明。3日以上にわたり食事を取っていなかったという。県警は提供した食事を男性が拒んだと説明している。

 同署などによると、男性は4日未明、息をしていない状態で見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。死因は腎不全だった。県警は、医師の意見などから、薬を飲まなかったことと死亡との因果関係はないとしている。

   ◇

 県警は13日、警務部長の下、刑事部門も入れた約40人態勢で男性が死亡した経緯について調査する方針を明らかにした。小栗宏之・警務部長は「亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の方に心よりお悔やみを申し上げます。今後、調査チームによって事案の詳細を迅速かつ正確に究明してまいります」とのコメントを出した。【森田采花、熊谷佐和子】

毎日新聞 2022/12/14 05:00
https://mainichi.jp/articles/20221213/k00/00m/040/337000c