1 :2022/12/05(月) 03:05:30.39 ID:fqvEoWI49.net
前回大会王者にして、開幕2連勝で早々にグループステージ突破を決めたフランス。メンバーを入れ替えた最終節は敗れたものの、ラウンド16ではエンバペやグリーズマンら主力選手を先発で起用した。一方でグループCを1勝1分け1敗で突破し36年ぶりにラウンド16を戦うポーランドでは、エースのレヴァンドフスキや2本のPKを止めた守護神シュチェスニーらがスタートから出場している。
試合は序盤からフランスがボールを動かし、ポーランドはタイミングを伺ってミドルゾーンからプレスを狙う展開に。フランスはエンバペ、デンベレ、グリーズマンと強力攻撃陣がサイドからチャンスを作り、相手を自陣へ押し込んでいく。13分にはチュアメニの強烈なミドル、17分にはデンベレ、20分にはグリーズマンらがシュートを放った。一方のポーランドは21分、カウンターからレヴァンドフスキが鋭いミドルでゴールを脅かす。その後は両チームにチャンス。フランスは35分、エンバペが独力で打開し強烈なシュートを放つが、GKシュチェスニーがファインセーブ。ポーランドも38分、ベレシンスキーの突破からこの日最大のチャンスを迎えたが、ジエリンスキのシュートは守護神ロリスがストップ。こぼれ球にも詰めたものの、ヴァランのゴールライン上でのクリアに阻まれた。
すると44分、試合が動く。ボックス手前で受けたエンバペがDFラインの背後へパスを出すと、反応したジルーが丁寧に流し込んだ。ジルーはこれがフランス代表通算52ゴール目に。ティエリ・アンリ氏の持つ記録を抜き、同国史上最多得点記録を更新した。メモリアルゴールで“レ・ブルー”が先制して前半を折り返す。
後半序盤もフランスが主導権を握り、ポーランド陣内でチャンスを作る。そして57分、CKの流れからGKが弾いたボールをジルーが豪快なバイシクルでネットを揺らした。しかし直前にGKシュチェスニーが交錯して倒れており、シュート前に笛が鳴っている。
劣勢のポーランドは64分、シマンスキーに代えてミリクを投入。ストライカーを増やして勝負に出る。直後にジルーにポスト直撃のシュートを許したが、ボールを保持する時間を増やしてゴールを狙う。対するフランスは自陣に構えつつ、前に残るエンバペを活かしたカウンターを狙う。
すると74分、フランスが追加点を奪った。グリーズマンのクリアをジルーが落とし、カウンターを発動。最後はエンバペが右足を一閃。エースの今大会4ゴール目で、リードを広げることに成功した。背番号10はこれで得点ランク単独トップに。またその直後、ジルーとデンベレが下がり、テュラムとコマンがピッチに入っている。
フランスはその後も主導権を渡さず、ポーランドの決定機を許さない。時間を使いながら相手の攻撃を抑え、後半アディショナルタイムにはエンバペがこの日2ゴール目。今大会のゴール数を「5」に伸ばした。後半アディショナルタイムにはVARレビューの結果、ハンドでPKを献上。これをGKロリスが完ぺきにストップしたが、キックの前にロリスがラインを超えたとして蹴り直しに。レヴァンドフスキに決められたものの、3-1で快勝を収めている。
フランスはこれで2014年(ベスト8)、2018年(優勝)に続き3大会連続のベスト8進出。連覇へ向け、準々決勝ではイングランド対セネガルの勝者と対戦する。一方ポーランドは、1982年大会(3位)以来のベスト8進出とはならなかった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2361029508259a045485c4769b4afff72df55ec6