1 :2022/11/20(日) 23:33:28.10 ID:m4FbWMwy9.net
最終更新 11/20 23:20
https://mainichi.jp/articles/20221120/k00/00m/050/194000c
サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会に臨む日本代表のキープレーヤー、守田英正(スポルティング)の初戦出場に黄信号がともっている。チームは19日に初めて全26選手がそろったが、左ふくらはぎに違和感のある守田はこの日も別メニューで調整。23日の1次リーグ、ドイツ戦は中盤の柱を欠いて戦う可能性が強まっている。
守田はW杯アジア最終予選では4戦目のオーストラリア戦が先発初出場。中盤のインサイドハーフのポジションで流動的に動き、攻守の潤滑油となって勝利に貢献した。そこから不動のレギュラーとなり、ボール奪取や、前を向いてテンポ良く攻撃を組み立てる持ち味でチームを支える。
所属クラブは今夏、同じポルトガル1部のサンタクララから名門スポルティングへ。欧州チャンピオンズリーグも経験して高いレベルで成長を続け、森保一監督の信頼も厚い。
だが、今月13日の所属クラブでのリーグ戦でフル出場した後に左ふくらはぎの違和感を訴え、15日に代表に合流してからは別メニュー調整が続く。守田自身は当初、「大事を取って。ドイツ戦には間に合わせたい」と語っていたが、W杯前最後の強化試合、17日のカナダ戦はベンチにも入らず、復帰のめどは立たない。
守備的MFの他の候補では、絶対的存在の遠藤航(シュツットガルト)は所属クラブの公式戦で脳しんとうを起こし、右膝を負傷していた田中碧(デュッセルドルフ)とともにカタール入り当初は別メニューで調整。幸い、田中はカナダ戦で復帰し、遠藤も19日に全体練習に合流したが、万全のコンディションで初戦に臨めるかは不透明だ。
守備力の高い守田を欠くことになれば、日本の戦い方にも影響しそうだ。同じポジションの柴崎岳(レガネス)は、カナダ戦で相馬勇紀(名古屋)の先制点をアシストするなど攻撃力が持ち味。1列前の攻撃的なポジションを本職とする鎌田大地(アイントラハト・フランクフルト)も所属クラブではこのポジションで出ており、後方から攻撃を組み立てる存在となりうる。守備力を重視するならセンターバックの板倉滉(ボルシアMG)を1列前で起用することも考えられる。
守田や故障明けの選手について、森保監督は「状態を見極めた上で、ドイツ戦に向けたメンバーを決めていきたい。彼らはW杯直近まで、自チームでプレーできているので、回復できれば即合流ということは問題ない」と話している。【ドーハ細谷拓海】