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コロナ陽性で病院搬入断られ、事故現場にけが人戻す 尼崎市消防

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1 :2022/08/12(金) 23:33:16.78 ID:4cT2zmN79.net

 兵庫県尼崎市の救急隊が交通事故で負傷した大学生を搬送中、新型コロナウイルスの陽性反応が出たため病院に受け入れを拒否され、大学生を事故現場に戻していたことが12日、市消防局への取材で判明した。大学生は約2時間後に別の救急車で搬送され、左足の骨折と診断された。市消防局の担当者は「コロナ禍で救急車の出動が増えており、可能な限りの対応をした」としている。

 市消防局によると、5日午後11時50分ごろ、市内の国道2号でバイクを運転していた神戸市東灘区の男子大学生(21)が軽乗用車と接触して転倒。別のバイクを運転していた友人が119番した。

 尼崎市中消防署の救急隊員らは大学生を救急車に乗せて、約30分後に同市内の病院に到着。大学生が発熱していたため車内で抗原検査をしたところ、コロナの陽性反応が出たため、病院に受け入れを断られた。隊員はけがを目視で確認し、緊急性はないと判断。大学生の意向を聞いたうえで、事故現場に戻って降ろしたという。

 しかしその後、大学生は首や腰にも痛みを感じ、6日午前2時ごろ、現場から父親が119番。市消防局の別の救急車で同県西宮市内の病院に搬送され、左足の骨折が判明した。

 尼崎市内では感染「第7波」で救急搬送が急増。7月1日~8月11日で4538件を数え、前年同期比939件増となっている。【村田愛】

毎日新聞 2022/8/12 22:55(最終更新 8/12 22:56)
https://mainichi.jp/articles/20220812/k00/00m/040/406000c