1 :2022/04/27(水) 13:44:01 ID:wy1Vq8Ud9.net
2022/4/27 13:04
高齢女性の特殊詐欺被害を防いだとして、大阪府警羽曳野署は、大阪府藤井寺市の調理師、田口順子さん(47)と中学2年生の次女、奏(かなで)さん(14)に感謝状を贈呈した。きっかけは、奏さんが女性に対して覚えた小さな違和感。2人はためらいながらも勇気を出して女性に声をかけ、被害防止につなげた。
「1時間くらい待っているんですけど、表にいたらいいですか…」
4月13日午後6時45分ごろ、奏さんは同市内の銀行で用事があった順子さんを待っている間、うろうろ歩きながら電話をする女性の言葉が気になった。「銀行で1時間も待つことってあるのかな」。
違和感を覚えた奏さんはすぐに、用事を終えて銀行を出てきた順子さんに相談。2人で女性の様子をうかがうも、なかなか電話が途切れず、話しかけるのをためらった。
いったん帰宅したが、やはり女性が気になった。「次は声をかけよう」と決心して再び2人で銀行に戻ると、まだ女性の姿があった。
順子さんは女性に「困ったことがあるんですか?」と尋ねると、女性は「還付金がある」と答えた。話を聞いているうちに、女性の携帯電話が鳴った。見えた電話番号は東京都の市外局番「03」。
還付金ならば、基本的に地元の行政機関が手続きを行うはずだし、そもそも電話で銀行で待つように指示するなんてことはありえない。
女性は詐欺に遭っている−。順子さんの違和感は確信に変わり、「ちょっとおばあちゃん、電話貸して!」と、女性から電話を代わると無言で切れた。その後、順子さんの通報で同署員が駆け付け、詐欺は未遂に終わった。
https://www.sankei.com/article/20220427-NONZM2C5SFNMDIHZYKGJ4SNJBE/