1 :2022/03/09(水) 16:02:07.95 ID:CAP_USER9.net
歴代看板作品で紐解く「週刊少年ジャンプ」の歴史
『ドラゴンボール』『ONE PIECE』『鬼滅の刃』……国民的マンガ作品を数々送り出してきた「週刊少年ジャンプ」。その歴史を語るうえで、たびたび耳にするのが「ジャンプ黄金期」という言葉です。(中略)
「ジャンプ」のラインナップはどのように推移してきたのでしょうか?
●創刊〜70年代 実はあの作品も「ジャンプ」で連載
「週刊少年ジャンプ」の創刊は1968年。創刊間もない「ジャンプ」を引っ張ったのは、『ハレンチ学園』『男一匹ガキ大将』の2作品。このヒットにより、1971年には発行部数100万部を突破することとなりました。
70年代には、今の若者世代も名前は聞いたことがあるハズの『ど根性ガエル』、『マジンガーZ』がスタート。これらの名作も、実は「ジャンプ」で連載されていました。
●80年代 『北斗の拳』から黄金期がスタート?
(中略)
大きなインパクトを与えたのは1983年にスタートした『北斗の拳』。それ以前にも『キャプテン翼』『Dr.スランプ』『こち亀』が並び盤石でしたが……『北斗の拳』の人気ぶりはひときわすさまじく、一気に格闘バトルマンガの流れが生まれることになります。そして、70年代から連載していた『キン肉マン』がアニメ化されたのも1983年。「キンケシ」も爆発的な売れ行きを誇り、圧倒的ブームを巻き起こしました。
そして、翌1984年には、ついに『ドラゴンボール』がスタート。「ジャンプ」の人気はさらにもう1段階ギアを上げ、この年の年末最終号は400万部を突破。その後10年にわたって「ジャンプ」の圧倒的な快進撃が続くことになります。1986年には『聖闘士星矢』もスタートしており、本作は高い女性人気も獲得。週刊“少年”ジャンプが、読者層に大きな広がりを見せることとなりました。
●90年代 3看板でさらに勢いが加速! 歴代最高部数を達成
90年代前半には『DRAGON BALL(ドラゴンボール)』『SLAM DUNK』『幽☆遊☆白書』の3作品が看板となり、完璧な布陣が完成。(中略)
1994年には『幽☆遊☆白書』が終了しますが、「ジャンプ」の勢いは止まりません。その年末に発売された「1995年3・4号」では、653万部の歴代最高部数を達成することとなります。
しかし、1995年には『ドラゴンボール』、1996年には『SLAM DUNK』が連載終了。一般的に「黄金期」と呼ばれることが多いのは、1983年の『北斗の拳』スタートから、この『SLAM DUNK』連載終了の1996年までではないでしょうか。(中略)
いまだに高い人気を誇る『るろうに剣心』『HUNTER×HUNTER』が連載されていました。そして新時代の希望となる『ONE PIECE』『NARUTO』もスタートするのです。
●2000年代 新たな3看板が誕生
90年代から比べると人気が落ち込んだ「ジャンプ」ですが、『ONE PIECE』『NARUTO』が快進撃。そしてさらに『BLEACH』も看板として加わります。(中略)
2000年代は、このほかにも『アイシールド21』『銀魂』『DEATH NOTE』といった作品が連載されており、盤石といえる布陣です。もちろん全盛期に比べると劣りますが、数々の人気作によって発行部数も300万部程度で踏みとどまることになります。
●2010年代〜現在 『NARUTO』が終了、『鬼滅の刃』が社会現象に
2010年代に入っても、『ONE PIECE』『NARUTO』の快進撃は止まりません。『BLEACH』の人気は下がってきてしまいますが……2010年代前半にはグルメバトルマンガ『トリコ』、テーマが“担任教師を暗殺すること”な『暗殺教室』など、斬新な設定のマンガがヒットを飛ばします。『黒子のバスケ』『ハイキュー!!』と、スポーツのジャンルからも人気作が生まれました。
そんな流れのなか、『NARUTO』が2014年に連載終了。大きな看板を失うことになりましたが、新たな王道作品『僕のヒーローアカデミア』『ブラック・クローバー』、異色の話題作『約束のネバーランド』『Dr.STONE』が誕生し、「ジャンプ」を支える柱となります。
※一部省略にて続きと全文はリンク先へ
https://approach.yahoo.co.jp/r/QUyHCH?src=https://news.yahoo.co.jp/articles/6ccdd302d1b0fda85a00bdba32152bc3b474e044&preview=auto
「週刊少年ジャンプ」2022年13号(集英社)
2000年代〜 黄金期の終焉、新時代の幕開け
著:吾峠呼世晴『鬼滅の刃』第1巻(集英社)