1 :2022/02/13(日) 17:47:07.68 ID:zhM6ZXAZ9.net
新型コロナワクチンの3回目接種が本格化する中、接種済証に貼られたワクチンの個別シールの有効期限を「3カ月延長」とスタンプなどで変更したものがあり、接種した人から不安の声が上がっている。昨年に国が有効期間の延長を決定していたが、周知が徹底されていなかったためで、厚生労働省は「薬事承認し、安全性や品質に問題はない」としている。
「これで納得しろとは、あまりにも行政の思い上がりでは」。東京都世田谷区の会社役員、紺藤義光さん(80)から本紙に届いた接種済証のコピーには「最終有効年月日 2022/01/31」と印字されたシールの右下に「有効期限3か月延長」と書かれた赤いスタンプが押されていた。
紺藤さんが区内のクリニックで3回目のワクチンを接種したのは2月6日。クリニックで期限延長についての説明はなく、帰宅後に赤いスタンプに気付いた。不安になり東京都の「ワクチン副反応相談センター」に問い合わせると「厚生労働省のホームページを見てください」と言われたという。「1日経過し幸い副反応もないが、余りものを接種したみたいで気持ち悪い」と、国や自治体からの情報不足を憤る。
埼玉県の70代女性からも同様の意見が電話で寄せられた。
厚労省によると、ワクチンの有効期間は当初、ファイザー社製もモデルナ社製も6カ月だったが、「貴重なワクチンを無駄にせず有効活用する観点から」、一定の温度の下で品質管理されたものについては昨年11月までに両社製とも有効期間を9カ月に延長。同月16日付で自治体に事務連絡した。
既に流通し、有効期間が6カ月間または7カ月間を前提に印字されたワクチンシールについては「被接種者に対して有効期限切れのワクチンを接種されたなどとの不安を与えぬよう、適切に情報提供を」と記載。厚労省の担当者は「事務連絡とオンラインでの自治体向け説明会で、有効期間を延長したことを周知するように促した」と釈明した。
世田谷区は「(国からの)事務連絡は、昨年12月21日付で区内の医療機関に周知した」とした上で、「ワクチンの個別シールの有効期限後に接種する場合は、被接種者に説明し、区が送付した『有効期限3か月延長』のスタンプを個別シールの付近に押印するように対応した」と、広報広聴課を通じて回答した。