1 :2022/02/06(日) 19:51:30.12 ID:A4/mhtWX9.net
米国では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するワクチン(以下、新型コロナワクチン)のブースター接種(3回目接種)により、
数百万人のオミクロン株感染者が全国の病院や救急外来、緊急診療所でケアを受けずに済んでいることが、政府主導の3件の研究で示された。
1件目の研究は、米疾病対策センター(CDC)のMark Thompson氏らが、「Morbidity and Mortality Weekly Report(MMWR)」1月28日号に報告したもの。
同研究では、オミクロン株感染者が感染者全体の50%超を占めるようになる前と後の時期に分けて解析が行われた。
その結果、オミクロン株が優勢になって以降に米ファイザー社製または米モデルナ社製新型コロナワクチンのブースター接種を受けた場合の入院予防効果は90%、
救急外来や緊急診療所でケアを受けることに対する予防効果が82%であることが明らかになった。
2件目の研究は、CDCのAmelia Johnson氏らが、同じく「MMWR」1月28日号に報告したもの。
この研究では、米国でのデルタ株の出現前(2021年4〜5月)、デルタ株出現期(2021年6月)、デルタ株優勢期(2021年7〜11月)、
オミクロン株出現期(2021年12月)のそれぞれの時期における、新型コロナワクチン未接種者、2回目接種完了者、
ブースター接種完了者のCOVID-19の発症率、COVID-19による死亡率、および罹患率比(IRR)が推定された。
10月から11月時点での解析結果は、ワクチン未接種者の発症リスクはブースター接種完了者の13.9倍、死亡リスクは53.2倍であり、
2回目接種完了者の発症リスクはブースター接種完了者の4.0倍、死亡リスクは12.7倍というものだった。