1 :2022/02/05(土) 23:15:35.70 ID:CAP_USER9.net
まあ、世代によって一番思い入れの深い作品というのは当然違ってくるものだけど、比較的よく聞くのが『ドラゴンクエストV 天空の花嫁(以下、ドラクエ5と表記)』に対しての高評価。やっぱり主人公が勇者かと思ったら、その子供が実は……というのは初見だとかなり驚いたし、歴代でも屈指の不遇な主役だからつい感情移入してしまったし。(文:松本ミゾレ)
■1992年にSFCでリリース、2004年にPS2でリメイク
先日、5ちゃんねるに『ドラゴンクエスト5って、リメイクされてから突然傑作評価され始めたよな』というスレッドが立っていた。スレ主は「やっぱり3人パーティとかいう苦行ゲーが当時からあかんかったんか」と書き込んでいる。
本作は1992年にスーパーファミコンでリリースされ、当時は3人パーティで冒険するというシステムだった。これが2004年にプレイステーション2でリメイクされると、4人編成でパーティを組むことが可能となった。
この変更によって彼は「突然評価された」と認識しているようだ。リメイク版を最初に触った人であればそういう評価をするのも分からないでもないけれど、別にリアルタイムでリリース当時を小学生として生きてきた自分からすると、最初から大人気だったなぁという印象。
『ドラクエ5』は友達の間でも面白いと評判だったし、「3人パーティはしんどい」みたいな意見は、僕は聞いたことがなかった。あ、でも主人公とその2人の子供と、奥さんの4人でダンジョン攻略したいって声はあったかも。
スレッドにおいても、僕の感想と近しい意見が目立つので、ちょっといくつか引用させていただきたい。
「もとから高評価だったわ」
「リメイク前からビアンカ、フローラ論争が普通に起きる程度には人気作、話題作であったかと」
「見た目は地味だけど、遊んだらいつものドラクエで安心したな。良くも悪くも」
「初リメイク決まったときめっちゃ盛り上がってて評価高いんだなーって印象だったけど」
一方でスレ主側に立った声も一部あって、
「昔は本当に評価低かったよ。同時期の作品としてグラも音源もショボいという意見が多かったはず。叩いてる人間しかおらんかったよ」
なんて書き込みも。
1992年当時に同時期の作品と比較してダメ出しをするゲームキッズというのが僕の周りにはいなかったので感覚としては理解しにくいが、当時大学生とかだったらそういう目線で見ることもあったのかもしれない。
やっぱり『FF』と比較するとちょっと地味な話ではあるので。この辺りは、当時何歳ぐらいで『ドラクエ5』に触れたか、というのがかなり大きな違いを生みそうだ。
■それにしても『ドラクエ5』のリメイクって、理想的な補完だったよね
まあ、個人的にはリリース当時に『ドラクエ5』を叩いている人がいなかったし、みんな休み時間は「ひとしこのみ」の話とかで盛り上がっていた。実は当時スーファミを持ってなかった僕も友達の家でちょっとだけ遊ばせてもらって、やっぱり面白いって感じていたしなぁ。
だいぶ後になってスーファミ版も全クリして、その後リメイクが出たらすぐに購入したけど、このリメイク版も面白かった。映像が綺麗になっていて、仲間にできるモンスターの数も大幅に増えていたし、シナリオ面はそのままだったから余計な味付けにイラッとなることもなく。物凄く理想的なリメイクだった。
どうしても名作をリメイクするってなると、気合いが入り過ぎて「そんなんもう別物やん」になっちゃう作品ってあるじゃない。そういう白けた感じになることもなく、最後まで楽しく遊べたリメイク作品だった。
またポリゴンもちょうどいいよね。アレぐらいが。変にリアル過ぎず、チープでもなく。一番ちょうどいいテスクチャ具合だったというか。ああいう、余計な混ぜ物を入れないでちょっとした追加要素だけ足したようなリメイクっていいよね。
2022年2月5日 6時0分 キャリコネニュース
https://news.livedoor.com/article/detail/21626447/
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