1 :2022/01/17(月) 09:58:01.78 ID:CAP_USER9.net
BUSINESS INSIDER JAPAN
出前館の“ヒカキン”効果は「注文数2倍以上」…営業赤字89億円も「おおむね順調」と藤井社長
渋谷駅は一時期、出前館の広告で埋め尽くされていた。
都内の駅構内を歩くと、人気YouTuberのヒカキンさん・はじめしゃちょーさんが、赤いはっぴを着て踊るポスターや動画であふれている ──。そんな光景を目にした人も多いだろう。
出前館では2021年11月から2022年1月までの3カ月間にわたり、送料無料などを打ち出し“出前館として過去最大級のプロモーション”を実施した。
フードデリバリー業界での激しい競争を勝ち抜くため、出前館は2021年から2022年を「サービス利用の拡大」を最優先とし、積極的な投資をすすめる方針を打ち出しており、今回の大型キャンペーンについても、大規模な予算をつぎ込んだ。
果たしてキャンペーンはどれほどの効果があったのか?
2021年1月4日に発表された2022年8月第1四半期決算(2021年9月〜11月)を見てみよう。
藤井社長「大きな成果があった」
「緊急事態事態宣言が2021年9月に一斉解除され、年末にかけて大きく外食需要が回復しました。そんな中でもフードデリバリー需要は引き続き堅調で、日本におけるフードデリバリーの浸透が高まったと感じています」
1月14日に開かれた決算説明の冒頭、出前館の藤井英雄社長はそう説明した。
また藤井氏は2022年春に日本市場からの撤退を発表したドイツのフードデリバリー大手・デリバリーヒーロー傘下のフードパンダを念頭に、「当社が申し上げていた、市場の合理化が一段階進むことになりました」と説明。積極的なキャンペーン展開の必要性を強調した。
藤井氏は2021年10月のBusiness Insider Japanの取材に対し、
「 昔からデリバリーが普及していた海外の例を見ると、最終的にはプレイヤーは2社、3社に収斂(しゅうれん)されている。大胆な投資を続けてナンバーワンになるのが勝ちパターン。我々もそこを目指している」
と話しており、日本市場でもサービスの統廃合が進むとしていた。
ヒカキンさんらCMは「好感度第2位」
大型キャンペーンは東京都と埼玉・千葉・神奈川県を対象とした。この1都3県は出前館にとって、商品代金と配送料の合計・流通取引総額(GMV)の6割超を占める重要エリアだ。
キャンペーン期間は2021年11月〜2022年1月末までの3カ月間。フードを注文した時の「送料無料」に加え、吉野家や大戸屋など人気外食チェーン店が週替わりで半額になる「半額WEEK」を9週間にわたって展開した。
キャンペーンに合わせたプロモーションには、人気YouTuberヒカキンさんと、はじめしゃちょーさんを起用。ネットやテレビCMだけでなく、JRや地下鉄構内、大型の屋外看板にも広告を掲載し話題となった。
ヒカキンさんとはじめしゃちょーさんが出演するCMは、CM総合研究所による「2021年12月前期銘柄別CM好感度トップ10」のランキングで2位を獲得。ちなみに1位は、新垣結衣さんを起用したアサヒビールの「アサヒ生ビール」(通称マルエフ)だった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/729475cf730b6457463fd44287b3a6fef09ca797