1 :2022/01/14(金) 23:17:42.42 ID:CAP_USER9.net
フジテレビの人気バラエティ番組『アウト×デラックス』(フジテレビ系)が3月末で終了することが発表された。
マツコ・デラックスとともにMCを務めるナインティナインの矢部浩之は、『やべっちFC』(テレビ朝日系)が2020年9月に終了した(DAZNで後継番組『やべっちスタジアム』が配信中)に続くレギュラー番組の打ち切りで、ついに地上波での単独レギュラーはゼロになる。
相方の岡村隆史が『チコちゃんに叱られる!』(NHK)、『アイ・アム・冒険少年』(TBS系)といった人気番組を抱えているのに比べると寂しい状況だが、「本人に焦る気持ちはないようだ」とベテラン芸能ライターは言う。
「矢部は空いた時間は2人の子の子育てにあてたいと考えているそうです。そうした余裕が持てるのも、ナイナイのコンビとしての仕事が安定しているからでしょう。地上波の冠レギュラーこそ『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)だけですが、ナイナイの真骨頂は大型特番のMCです。特にこの年末年始はすさまじい露出でした。12月30日の『ぐるナイ』スペシャルに始まり、12月31日深夜は『おもしろ荘』(日本テレビ系)、1月1日は『新春!爆笑ヒットパレード』(フジテレビ系)というのが例年の流れですが、
今年はさらに日テレの年越し特番『笑って年越したい!笑う大晦日』のメインMCも任された。『笑う大晦日』は視聴率こそ芳しくなかったですが、『笑う大晦日』と『爆笑ヒットパレード』で16時間半も出ずっぱりだったナイナイのテレビ界での評価は上がっています」
『爆笑ヒットパレード』に出演した爆笑問題・太田光がラジオで「一番大変なのはナインティナインだよな。ずーっとMCやってんだもん」と指摘したのも頷けるハードワークぶり。
それにしても、芸人が飽和状態と言われるほど溢れる中、なぜこんなにナイナイに仕事が集中するのだろうか。
「ナイナイのお笑い界での立ち位置については、上にはダウンタウン、ウンナンらがいてトップの座を譲らず、下には千鳥、かまいたちといった勢いのあるコンビがひしめき合っているため、ベテランと若手の間で難しいポジションだと指摘されることがあります。しかし、むしろそれこそがナイナイの最大の強みです。幅広い世代の芸人が集まる大型特番で、上の世代とも下の世代とも分け隔てなく絡めるのはナイナイならでは。しかも彼らは華がありながら決して前へ出すぎることがないため、他の芸人たちもやりやすく、テレビ局側も安心して任すことができるのでしょう。
特に今年は、ダウンタウンは大晦日の『笑ってはいけない』がなくなり、内村光良も『紅白歌合戦』の司会を勇退し、上の世代が一歩引いた形となったため、よりナイナイが際立ちました。千鳥やかまいたちは確かに勢いがありますが、幅広い年齢層がくつろいだ雰囲気で視聴する年末年始のMCとしては少し弱いとテレビ局は判断しているようです。テレビの視聴習慣が家庭よりも個人にシフトした今、“お茶の間の人気者”と呼べるのはナイナイが最後なのかもしれません。最後の国民的人気番組といえる『笑っていいとも』の最終回で、錚々たるトップ芸人が集結した場でもっとも若かったのがナイナイだったことも、そうした印象を強めています」(同前)
ナイナイ矢部の余裕は、そうした長年の蓄積がもたらしたものなのだろう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9375b838470fb74972bc7e01df89713c58a5f625