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メイド姿で料理に呪文…秋葉原「コンカフェ」優良店に認証制度、ぼったくり撲滅狙う

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1 :2022/01/13(木) 19:56:34.94 ID:Bc40iUPe9.net

2022/01/13 15:00

 東京・秋葉原で「コンセプトカフェ」と呼ばれる店の事業者らが今月、業界団体「秋葉原コンセプトショップ協会」を設立した。優良店の認証制度を設け、悪質な客引きやぼったくりをなくすのが狙いだ。約70事業者が加盟を申請している。(坂本早希)

非日常の世界

 「メイドカフェいかがですか?」

 7日午後6時過ぎ、JR秋葉原駅近くの路地で、メイド服姿の女性たちが<2時間2000円飲み放題>などと書かれた案内板を持ち、通行人に笑顔で手を振っていた。

 女性らは数メートル間隔で並び、立ち止まった男性らと会話を交わす。男性らの手を引き、店のある雑居ビルに次々と消えていった。

 アニメやフィギュアの専門店が並ぶ秋葉原にメイドカフェができたのは2000年頃とされる。最近では店員らが戦国武将や忍者、アニメなど様々な衣装を着用し、コンセプトカフェ(コンカフェ)と呼ばれるようになった。

 コロナ禍の営業自粛で客足は減ったが、飲食店が撤退したテナントに新たに入居する店もあるという。

 「メイド服姿の店員が料理に呪文をかけてくれるなど、非日常の世界を楽しめるのが魅力」。学生時代から通い続けているという静岡県沼津市の会社員男性(32)はそう話す。

違法店も

 地元の千代田区によると、メイドカフェを含むコンカフェは秋葉原だけで約200店。多くは飲食店として届け出ている。コロナ禍前は海外からも多くの観光客が訪れ、地域の集客に貢献してきた。

 だが、数年前から、新宿や池袋など他の繁華街のガールズバーなどが秋葉原に続々と流入。カフェを装ったり、18歳未満を働かせたりする違法店のほか、しつこい客引きやぼったくりなどが目立ち始めた。

 捜査関係者によると、昨年春に風営法違反(無許可営業)容疑で一斉摘発されたメイドカフェ7店の中には、定価が数百円のジュースを1本2万円で販売する店もあったという。

 「秋葉原のイメージが悪化し、観光に影響が出かねない」。そんな懸念から、地元有志と千代田区、秋葉原を管轄する警視庁万世橋署が昨年6月、「AKIBA安全・安心プロジェクト」を設置。街の見回りを強化したほか、約50店と協定を締結し、店外でのビラ配りは各店1人とすることなどを申し合わせた。

 万世橋署によると、この結果、20年に約1100件あった周辺の客引きに関連する110番は、昨年は3分の1の約350件に減少したという。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20220113-OYT1T50158/